上越訪問2日目!

2012.07.10

2日目は、まず上越市立高志小学校を訪問しました。朝、始業前に畑に行くと2年生の児童でいっぱいでした。大きな畑にはキュウリやトマト、ナス、トウモロコシなど何種類も栽培していました。校内に大きな畑があるのはいいなと思いました。サポート教室が5つもあり、特別支援教育が充実している印象をもちました。学年になでしこ、たんぽぽ、ひまわり、など名前が付いていて卒業まで通すので、保護者や地域、子どもたちや教職員にもわかりやすく親しみのもてる斬新な取り組みだと思いました。背面黒板全体を使って、どの学年も生活・総合の学習を振り返っていました。総合は教科書がないので、やって終わりではなく、可視化し振り返ることができることは子どもにとってもよいことだと思いました。ここにもヤギが2頭いて、1年生が一生懸命お世話していました。

最後に上越教育大学附属小学校を訪問しました。ここでは、さらに生活・総合がダイナミックに展開されていました。各学年2クラスあるのですが、大きなテーマのもとに学級担任の裁量で別々のことをしているのです。例えば、1年生では一つのクラスがアイガモを育てながら米作りをしていて、もう一つのクラスは羊を4頭飼っていました。2年生では、一つのクラスはロバを飼っていて、もうひとつのクラスはいっぱい野菜を育てていました。なんと自由で伸びやかなことかと思いました。東京では難しいとは思いますが、自然豊かなこの上越でこそできる学習なのだなと思いました。他にも秘密基地があったり、ブタを飼っていたり、学校へ行くのが毎日楽しくなりそうです。

上越市は今年度から全校でコミュニティ・スクール(CS)がはじまりました。実は昔から地域と協力してやってきたことだそうですが、一層地域と学校が協力して学校づくりをすすめていくことになります。今回の視察で一番印象に残ったことは、上越の小学校は生活・総合に力を入れていると感じたことです。上越市立大町小学校、上越教育大学教職大学院、上越市立高志小学校、上越教育大学附属小学校の先生方、そして今回の盛りだくさんの視察旅行を企画・引率し、ご指導してくださった坂野教授、本当にありがとうございました。

(現職院生 S.Y.)