子どもたちの育ちを見守る9年間

2012.06.25

6月21日(木)に「学校経営の研究と実践」の講義の一環として、川崎市立はるひ野小中学校を見学させていただきました。はるひ野小中学校は、小学校と中学校が同じ敷地内に合築されています。小中学校の9年間を、前期4年(小学部1年から4年)、中期3年(小学部5年から中学部1年)、後期2年(中学部2・3年)の節に分けられた教育課程編成の工夫。受付・清掃・学校警備などといった学校の維持管理業務全般や、給食調理業務を民間事業者に委託する「PFI事業手法」。子どもたちの学習形態や生活に合わせて工夫された校舎。設備や管理も、今まで見たことのないシステムの連続で、大変勉強になりました。
一番印象に残っているのは、様々な立場の方々が一体となって子どもたちの9年間の学びを見守っているということでした。地域や保護者の方々、小学校と中学校の先生方、子どもたち同士、管理業務などを担う民間事業。はるひ野の子どもたちを、それぞれの立場から支えていらっしゃるのだと感じられました。
一緒にいる空間を大切にし、学んでいく子どもたちの笑顔がとても素敵でした。
お忙しい中、学校について説明してくださった井部校長先生、宮本教頭先生、参観に快く対応してくださったはるひ野小中学校の先生方、人懐っこい笑顔ときちんとしたあいさつで迎え入れてくださった児童のみなさん、本当にありがとうございました。

(現職院生・O.M.)