指導主事への道その3

2012.02.16

2月15日(水)、井出准教授による指導主事特別講座3日目が行われました。 3日目の講義は、主に議会対応、指導主事の行う指導助言・支援、指導主事の自己研修等についてご指導をいただきました。 以前、他の研修会で指導主事の大事な業務の一つに議会対応があり、指導主事が議会答弁書を書くことを聞いていました。しかし、答弁書とは、どんな物か全く分かりませんでした。そこで、井出准教授に議会対応についてお話していただきました。議会対応のために、新聞や文部科学省や各自治体の資料にあたったり、学校訪問を行ったりして、情報を集めておき、すぐに使える状態にしておくことの大切さを知りました。それを基に、議員からの行政要求に応じたり、議会答弁資料を作成したりすることを学びました。 指導主事にとって指導助言は、重要業務の一つです。講義の中では、基本を教えていただきました。

(1)学校や教師の課題が解決できるように指導助言すること。
(2)学校の実態に合わせて論理を組み立て、分かり易く話すこと。
(3)具体的な解決策を示すこと。
(4)学校や教師の取組をほめること。
(5)指導助言のあと自己評価をすること。

どれも意識して行い、適切な指導助言ができるように自分自身の資質を高めていかなければならないと思いました。
他に、初任者研修や教務主任会などを企画、運営、指導助言をするときに配慮することを学びましだ。企画では、参加者が主体的に学んだり、新しい知識、技能を習得したり、自分の実践を振り返ったりできる活動を工夫する必要があります。テーマに合った講師を選ぶ事も重要です。運営では、研修会や主任会がスムーズの行われるように、講師、受講生、会場などの様々なことに気を配る必要があります。
3日間、井出准教授の経験を基に、私たちが疑問と感じること全てを丁寧にお話していただき、指導主事の仕事はもちろんのこと、心構えを教えていただきました。この講義をもう一度振り返り、4月までの間に準備を進めたいと思います。本当に有意義な3日間でした。井出先生、ありがとうございました。

(現職院生・M.A.)