荒川区教研の研究授業を参観しました

2012.01.20

1月18日(水)に荒川区立瑞光小学校で荒川区教研国語部の研究授業が行われました。講師は、玉川大学教職大学院の井出一雄准教授が務められました。
単元名は、「故事成語集を作ろう」で4年生の「書くこと」の授業でした。授業では、子どもたちが自分の好きな故事成語を題材にして創作物語を書くという活動が行われました。
授業者は、ねらいに迫る手立てとして以下の4つの観点を子供たちに示しました。

  1. 「はじめ」「中」「終わり」に分けてみよう。
  2. 様子を表す言葉を入れてみよう。
  3. 会話をそうぞうして入れてみよう。
  4. 接続語・指示語を正しく使おう。

井出一雄准教授の指導講評から、私は以下の2点のことを学ばせていただきました。
  1. 例えば「かなしそうに歩いている」様子を詳しく書くためには「下を向きながら」(行動)、「トボトボ」(擬態語)、「ふぅー」(会話)、「青い顔」(色)などの言葉を使って表現するとよい。そして、今日の授業ではこのような具体的な書き方を子どもに学ばせることが大切であるということ。
  2. 国語の授業も算数の授業と同じように答え合わせをすることが重要である。そのためには、交流活動を子ども同士が評価し合い(相互評価)、先生が望ましい書き方をしている作品を意図的に取り上げ(教師評価)、自分の作品を見直す(自己評価)という段階で進めることが大切であるということ。

今回も研究授業と協議会に参加させていただき大変勉強になりました。井出先生ならびに瑞光小学校、荒川区教研国語部の皆様に感謝申し上げます。

(現職院生・I.S.)