交流授業を参観しました(その2)

2011.12.19

町田市立南大谷小学校の5年生と台湾の小学生との交流授業の2回目の参観をしました。
前回は、自己紹介と歌の紹介をしあったのですが、今回は、お互いの運動会の様子を紹介しました。南大谷小の方は、運動会で行った表現やリレー、騎馬戦などの様子を紹介しました。そのあと、台湾の小学校も運動会で踊った踊りを紹介していました。日本も台湾も運動会の様子は似ていました。どちらかといえば、台湾の表現の方がマスゲーム的な要素が強い印象を受けました。
今回の交流学習は2回目です。お互いに知った顔があると、「あっ。」とうれしそうです。英語を使って相手に伝えたり相手の英語がわかったりすると、子どもたちは嬉しそうでした。終わった後、子どもたちの満足した顔が印象的でした。

交流授業の後、玉川大学リベラルアーツ学部の佐藤久美子教授と南大谷小学校の校長先生、今回の交流授業を企画した町田市教育委員会の指導主事、テレビ会議室システムを提供したパナソニックさんからお話を聞く機会がありました。画像を用いた国際交流は、これまでにもSkypeなどを用いて行われてきました。しかし、映像や音声がとぎれるなどのトラブルも起こりがちでした。今回使ったテレビ会議システムは、ハイビジョン映像で、台湾の教室の様子が鮮明に見ることができます。教室の一人一人の子どもの表情まで見えます。今回は50インチのTVだったのですが、これだけハイビジョンで画像がきれいだともっと大きな画面があれば隣の教室にいる感覚で体験できるだろうという話が出ました。

・日本も台湾も第二外国語で英語を学んでいる。
・南大谷小学校の外国語活動は玉川大学リベラルアーツ学部の学生がサポートしている。
・時差が1時間しかない。

こういった条件が重なって、素晴らしい交流学習ができるのだと思います。テレビ会議システムを使った交流学習は全国的にもまだめずらしいそうです。今回の学習では、日本と台湾の教師が準備の段階から連携して行っています。教師側の準備は大変ですが、子どもにとってかけがえのない体験になっていることは間違いありません。今後は、テレビ会議システムを使ってお互いの国の学習を一緒に体験させるといった意見も出されました。テレビ会議システムを使った学習もまだまだこれから広がりを見せそうです。

(教職大学院・T.G.)