「校務の情報化推進セミナー」に参加しました。

2011.11.07

11月5日(土)、秋葉原UDXカンファレンスで行われた「校務の情報化推進セミナー」に自主参加しました。現職院生の新井、井元、高橋、丸山の4名が参加しました。このセミナーには、教職大学院の堀田龍也教授が講師として登壇されました。
セミナーでは、まず「校務の情報化」について、小学校と中学校の校長先生から報告がありました。管理職にとっても、出席の管理や成績の処理といった点で、校務支援システムが役に立つという話を伺いました。
このあと、実際に校務支援システムを体験しました。特によかったのは、成績一覧表で前回との成績を比較し、その子の伸びが分かりやすく表示できる機能です。その子のよさを見とりやすくなり、所見での励ましの言葉に活用することができます。
最後に堀田教授からまとめの講演がありました。仕事の量で考えた時、校務の情報化によって、いわゆる雑務から解放され、子どもと向きあう時間が確保されます。教師の多くは、その時間を、さらに子どもたちのための作業に充てています。効果的なのは、評価データの蓄積とデータを共有することによって、質の高い授業を行うことだとおっしゃいました。
また、校務の情報化は「普及の時代」に入っていて、失敗は許されない段階にあります。校内の運用体制を見直し、工夫していかなくてはいけないということを学びました。
教育委員会や管理職、学校の情報担当の方など、さまざまな学校関係者が参加していました。中には、北海道から参加された方もいらっしゃいました。校務の情報化を推進することによって、学校教育にどんな影響があり、今後、どのような方向に向かっていくのか、我々は、何をしなければいけないのかを理解することができました。貴重な話を伺うことができ、大変充実したセミナーでした。

(現職院生・T.G.)