発展科目『道徳授業の研究と実践』の講義開始

2011.09.26

『道徳授業の研究と実践』第1回目の講義では、「道徳の時間は、本当に必要か?なぜそう言えるのか?」の問いに始まりました。現職院生だけでなく、ストレートマスター、長期履修生、教育学研究科からの聴講生が受講メンバーとして集まっています。それぞれの経験や学びから「必要である。」「必要ではない。家庭ですべき。」など活発な意見が交わされる中で、道徳の時間の真の意義に個々が迫ることができたのではないかと実感しています。
「心の教育」が強調され、道徳教育の強化が求められる現在において、改めて学校教育における道徳教育、その要として役割をなす「道徳の時間」について考察し合うこと、人格の完成を支援する学校教育において「道徳の時間」の位置付けを理解し、道徳性の発達を促進し、道徳的実践力を育てる道徳授業の在り方について具体的に検討していく計画されています。
長野正教授のご指導の下、「学力」の重要な一つとして「道徳力」を捉え、その道徳力を有効に形成する道徳授業を実践的に構築し合えるよう、大いに学んでいきたいと思います。

(現職院生・A.C.)