夏期集中講義「コンピュータと教育」第5日目

2011.08.15

「コンピュータと教育」の夏季集中講義の最終日である本日は、集大成として、各班に分かれてプレゼンテーションを行いました。各班、昨日の夕方から今日の朝まで、必死になって準備をしていたようで、プレゼンが始まるまでの時間は、緊張や焦り、意気込みが合わさり、異様な空気が流れていました。
プレゼンテーションを行う班は5つに分けられ、各立場に合わせた主張や考えが出されました。
まだ教員の経験のないストレートマスターで構成された班からは、「ICTの活用は目的ではなく手段に過ぎないこと」「大切なのは教師の授業力や教材研究であること」など、教師に求められる基本的な資質(授業力)をつけることの重要さが主張され、自らの教材研究や授業力UPのために努力したいという声が多々挙がりました。
一方、現職の教員で構成された班からは、「私たちがまず率先して活用するICT」というプレゼンが行われました。学校の現状や、そこで起きているギャップを指摘した上で、学校に戻った際や指導主事になった場合に何ができるか、自らの立場に合わせた主張をされていました。
立場の違う人たちが同じ場所でプレゼンテーションを行うという環境は、いろいろな意見に触れ合い自己を成長させていく絶好の機会でした。それは、教職大学院という特殊な環境で勉強している利点であり、今回初めて授業を受けた私としては、教職大学院に入って良かったと実感させられた5日間でもありました。
最後に、この講義で学んだことを発表する時間では、感極まって涙してしまう学生がいたり、もらい泣きをしてしまう人がいる程の充実した最終日でした。私自身この5日間は何度も落ち込んだ厳しい日々でしたが、「成長したよ」と堀田教授や周りの人から言われ、辛かった分、泣きそうになるほど嬉しかったです。堀田教授の愛のムチにより成長できた夏季集中講座でした。
最後に、集中講義に来ていただいたゲストの方に深く感謝申し上げます。有難うございました。

(ストレートマスター1年・H.K.)