「特別支援教育と医療」で施設見学をしました

2011.07.14

「特別支援教育と医療」では、児童生徒の障害を正しく把握・理解するための一つの視点として、阿久澤教授と非常勤講師であり小児神経科専門医でもある細田先生のコラボレーションにより、LDや自閉症などの発達障害や、その周辺領域である様々な障害について医学的視点から学ぶとともに、てんかんなど小児精神科、小児神経科領域の基礎的な医学知識を学んでいます。さらに、医療機関や学校などで実際の障害児に接しながら、学校教育を進めるにあたって配慮すべき点について、医療の面から学んでいます。
本日、阿久澤教授の引率により、細田先生が施設長をつとめる重度心身障害児施設「相模原療育園」を訪問させていただきました。ここは、重症心身障害児(者)の生活の指導、支援を主体にした施設として、入園者の生命の尊厳を大切にし、人間としての権利を守り、常に生活の質の向上に努め、医療、育成及びリハビリテーション等の専門的な働きを統合した調和のとれた療育を目指している施設です。施設内を見させていただいたところ、施設のみなさんが本当の家族のようで、とても温かみのある関係を築いていらっしゃいました。また、細田先生の小児神経科医としての温かさにも触れることができました。
本講義を通して、児童を理解するということの大切さを改めて知りました。ちょっとした児童の反応・仕草に敏感になり親身に接していきたいと思いました。

(ストレートマスター2年・K.Y.)