夏期集中講義「コンピュータと教育」第2日目

2013.08.12

夏期集中講義の第2期「コンピュータと教育」(堀田龍也教授)の2日目の報告です。

まず1日目の振り返りも兼ねて「教育の情報化」の全体像について学びました。実態として自治体間格差があることを知りました。また、ICTが常設されている小学校がどのくらいにあるのかを具体的に数値となっているデータを見て、まだまだ実物投影機を常設している教室が少ないものの、今後ますます実物投影機を常設する教室は増えていくのだろうと感じました。

ゲストの方々に「教科書とICT活用」、「学校教材とICT活用」、「フューチャースクールのICT活用」についてお話をしていただきました。

「教科書とICT活用」においては、ICTを活用する前に教科書を読解し、学習指導要領と繰り返し対応させ、教員が教科書の内容を明確に理解することで、ICTをどのように使ったら良いかが明確になるということを学びました。また、ICTはある場面をわかりやすく、板書は1時間の流れを残すという役割分担を学びました。

「学校教材とICT活用」においては、学校教材の有効活用のシステづくりを徹底することの大切さを学びました。学校教材として、ドリルは宿題だけで扱うものではなく、ドリルに盛り込まれている多くの情報を上手に活用することによって、授業中の教材としてそのまま使うことができることがわかりました。

「フューチャースクールのICT活用」において、タブレットパソコンはワークシートやノート、資料集の代わりとなり、個別学習の充実を図るツールとして活用できることを知りました。また、電子黒板は、教材を大きく見やすく映し出すことや焦点化する、児童同士の意見を共有する場として活用することができます。ICTを活用することによって、時間の短縮につながり、授業展開のスピードアップができるということを学びました。

ゲストの方々のお話を聞いて、ICTを活用する前に、自分なりに教科書を読解することや学校教材をどのように活用したらよいかなど、教材研究をすることが大切であるということを学びました。ICTというのはあくまでも児童の学力向上のための道具や環境にすぎなく、そのためには、教材研究をすることが大切さを改めて感じました。

残りの3日間の講義においても、グループの話し合い活動などに積極的に取り組み、ICT活用について学んでいきたいです。

(ストレートマスター1年・H.M.)