玉川学園 玉川大学 2012
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Tamagawa Academy & Tamagawa University 201220研究所高等教育機関として伝統的に人間教育を重視してきた玉川大学は、同時に研究機関として最先端科学技術の発展にも力を入れています。学術研究所学術・文化のさまざまな領域にわたる専門的・学際的・総合的な研究活動を、研究所内における研究活動はもとより国内外の諸機関等との共同研究や研究交流を積極的に推進し、広く学術・文化の発展と向上に貢献することを目的として活動しています。K-16一貫教育研究センター「全人教育」の理論的研究、実践の記録などに基づきながら、今日におけるK-16(幼稚園から大学)の教育課程を明らかにし、その具体的な改善に向けて、「全人教育研究部門」「K-16一貫教育研究部門」「日本語教育研究部門」の3部門のもと、理系教育グループ、文系教育グループ、バカロレア教育グループ、幼児教育グループの4つのグループが互いに連携しながら、広く総合的に研究と実践を進めています。人文科学研究センター玉川大学における人文科学の総合的な共同研究の促進、発展をめざしています。特に哲学思想、文学、歴史を中心とした幅広い人文系学問領域を包摂しうる研究センターを意図して、2003年度より研究施設として活動を開始しました。「哲学思想研究部門」「文学・芸術研究部門」「歴史文化研究部門」の3部門からなり、それぞれの部門での研究活動、全体の研究会、また講演会、シンポジウムなどを随時行っています。体育・健康科学研究センター本研究センターは、就学前の幼児の健康から、学校教育、社会教育、さらには老後の健康活動におよぶ、基礎的・総合的調査研究を推進・実証し、その成果を広く学外に積極的に提言し、体育・健康科学諸活動の研究を推進しています。具体的には、玉川学園全体にわたる体力テスト・生活習慣調査を長年継続して実施。その調査・分析データを国際比較する研究のほか、生涯スポーツに関する研究、脳と運動に関する研究を行っています。心の教育実践センター全人教育を時代のニーズに合わせ、その実践を担う施設として設立。「行動する全人教育」をテーマにアドベンチャー教育の手法を採り入れ、体験学習を通した、心にかかわる研究活動と実践活動を展開しています。また、学校教育や社会教育の中で、人間関係と学習環境などについて、体験学習法を用いたさまざまなプログラムを提供しています。ミツバチ科学研究センター日本で唯一のミツバチとハチミツに関する総合研究センターです。資源昆虫として最も重要なミツバチに関する幅広い研究と、ミツバチとその生産物への関心を高めるため啓蒙・普及をめざしています。「ミツバチ生物学研究」「ミツバチ生産物研究」「花粉媒介機能研究」の3部門を持ち、ミツバチの生態や社会構造、養蜂学の研究、ハチミツやローヤルゼリー、プロポリスなどの研究、ハチによる花粉の媒介などの研究を行っています。生物機能開発研究センター環境破壊や食糧危機の解決のため環境保全と効率的な食糧生産の両立をめざし、生物の潜在的な機能を利用した食料生産システム、健康増進と医療の働きを併せ持つ作物を生産する研究を行っています。その研究課題の一つとして「植物工場」と「宇宙農場ラボ」を建設。植物工場では、都心でも無農薬で安全な作物を生産できる技術を開発、宇宙農場ラボでは、宇宙での作物栽培システムをめざした研究を行っています。菌学応用研究センター未知生物遺伝資源である菌類(カビ)を用いて、医薬や農薬など人類に有用な資源とするための調査・研究。また2005年には玉川大学初のベンチャー企業である株式会社ハイファジェネシスの設立、経済産業省のバイオ人材育成システム開発事業に協力するほか、毎年「微生物資源ワークショップ」も開催。国内外の研究施設・企業と探索作業を行っています。Tamagawa University Research Institute

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