玉川学園総合パンフレット2014
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Tamagawa Academy & Tamagawa University 2014幼稚部(3~5歳児)1-4年生(小学1~4年生)伝統と実績に基づく効果的な保育幼稚部は、子供が初めて出会う学校です。子供一人ひとりの個性を伸ばすことを重視しています。しかし、ただ「好きなことを好きなだけ」させるのでは子供の成長は見込めません。1年間を8期に分けた指導計画をもとに計画的な保育を実施しています。この指導計画は長年の保育実践をもとに作成されています。年齢や時期によって目標や保育の狙いを設定し、それを実現するために必要な環境を作り出すことで効果的な保育を実現しています。この過程を、親と子と教師が三位一体で歩み、ともに成長していくというのが玉川の保育活動の伝統でもあり特徴でもあります。同時に、子供は多くの体験・経験を通して「徳育-きれいな心」「智育-よい頭」「体育-つよい体」をバランスよく伸ばしていくことで、豊かな人間性を育み、将来の教科学習や学園生活へとつないでいきます。自発的な遊びと体験から学ぶ行事子供はそれぞれ違う個性を持ち自らの力で育とうとする生命力があります。幼稚部では、育とうとする意思にそって、力が思う存分発揮できる環境を十分に用意しています。そこで自発的に関わりながら独自の新しい遊びを考案することによって次の意欲につながります。一方、行事では日々の生活で体験できない有意義な場面を子供たちに提供します。行事を心待ちにし、発表に向けてみんなで努力する気持ちが、子供たちの生活にけじめやリズムを与えます。恵まれた自然と異学年交流緑豊かな玉川の丘、それを利用した野外教育で子供たちはさまざまな発見をします。草花や昆虫、木の実など、自然に触れることで知的好奇心を満たし、探究心を育んでいきます。また、同じキャンパスに幼稚部から大学までが点在する学園では、この環境を活かし、活発に上級生との交流が行われています。年長の9月からは、幼稚部から小学1年生へのスムーズな移行を目的とした、幼稚部・小学校連携のチャレンジプログラムを実施しています。教員が常に目を配り、細やかな指導校舎内に職員室はありません。教員は各クラスに机を置き、常に児童の行動に目を配り、細やかな指導を行っています。校舎には24の一般教室と特別教室を設置。校舎の前にはグラウンドのほか芝生の広場と木製の運動具を設けています。1-4年生では、中学・高校と続くこれからの教科学習に必要な基礎知識と学習に臨む姿勢を育みます。また、集団の中で友だちと生活することを通して、素直に感謝できる「きれいな心」を養います。「つよい体」の育成のためには、運動に親しませ、運動する習慣を身に付けるよう指導しています。情報やモノなど欲しいものがいつでも手に入る生活環境の中で、与えられた情報やモノに頼るのではなく、すべての生活の中で「学習を深める」「コミュニケーションをとる」「自分で考えて行動する」を重視して、何ごとにもたくましく挑んでいく教育を心がけています。すべての面で「基礎・基本」を身に付ける1-4年生の段階では、知識、技能、態度のすべての面で「基礎・基本」を身に付けることが大切です。各学年における基礎的知識、読み書きや計算などの基礎的な技能、さらにはそれらを活用する力や自ら学ぶ意欲、学習習慣など、態度の面での基礎もしっかりと体得させ、「学ぶことが楽しい」「分かることがうれしい」という経験を積ませながら育てます。そのため、実験や観察などを通して行われる探究の中での試行錯誤を大切にして、子供たちの発見や達成感を尊重します。学びのリズムと集団生活から得るもの1日の規則正しい生活リズムを培うことを大切にしています。1-4年生の時期に得た生活のリズムは、その後の中等・高等教育、さらには社会に出てからも重要な役割を果たすからです。また、集団生活の中で協調性や相手への思いやり、協力する心も育てます。例えば、4年生は、小学校での生活に慣れない新入生のお世話係として一人ひとりに付き添いますが、そこにはあたたかな信頼関係が生まれています。Tamagawa Academy

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