玉川学園総合パンフレット2014
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Tamagawa Academy & Tamagawa University 2014脳科学研究所量子情報科学研究所人間の知性を生み出す脳の神経メカニズムの研究と社会行動や心の発達、コミュニケーションなどの研究を推進することによって人間の心の科学的解明を目指すとともに、脳機能理解の素養を身に付けた教育者、研究者や技術者を養成します。本研究所は情報科学の新天地を開拓するため、2011年4月に開設されました。情報の理論と量子力学の原理を駆使する量子情報・量子通信の基礎研究と、玉川大学が提唱している新量子暗号の実用化研究を行っています。基礎脳科学研究センター「システム神経科学」「ヒト認知神経科学」「神経計算論」および「社会性神経生物学」の4研究部門によって構成され、「人間らしさ」を担う脳のしくみを追究するため、ヒトやさまざまな動物の実験を通じて、分野の枠を超えた視点から脳機能の解明に取り組んでいます。量子情報科学研究センター量子情報科学の基礎理論である量子情報理論とそれらから導き出される最新技術の新原理の実証実験を推進しています。新しい情報科学を発展させるために量子力学の原理を導入した量子情報理論や量子符号理論を開発し、次の世代の新技術を予言し、それを実現する原理の研究を行っています。応用脳科学研究センター「社会行動」「心の発達」「コミュニケーション知能」および「心の哲学」の4研究部門によって構成され、心理学、社会科学、認知科学や哲学の分野との学際研究から人間の心のはたらきの解明に取り組んでいます。超高速量子通信研究センター光通信あるいは超高速計算機に代表される現代最先端情報技術を超える画期的な技術を開拓し、産業界や現実社会に有益な技術に発展させることを目指しています。特に、玉川大学で発明された強度変調方式の光通信量子暗号Y-00のシステム化や実用化に向けた安全性評価装置の開発を進めています。自ら課題を見出し、解決策を創造する力を育む“tap”現在、学校教育にはさまざまな資質・能力・スキルの育成が求められてきていますが、本学が2000年に導入した「玉川アドベンチャープログラム(tap)」では、 従来の“教え込む教育”ではなく“自ら課題を見出し、人と関わる中で解決策を創造していく”ことができる人材育成を目指しています。tapによって、人間の持つ可能性を広げ、「常に学び・自ら行動を起こしていくことができる人(能動的な学習者)」を育成することは、未来の日本社会を創っていくための人材育成という観点からも、非常に重要になってくるのではないでしょうか。学内にはチャレンジ・ロープスコースが常設されており、K-12、大学、大学院生のみならず、教育に携わる(学校教育・社会教育等)指導者を対象とした生涯学習のプログラム等、教育的なニーズに合わせた幅広いプログラムを学内外で提供しています。Topic心の教育実践センター

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