玉川学園総合パンフレット2014
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Tamagawa Academy & Tamagawa University 2014玉川学園の教育連携TRCPK-12と農学部の教育連携玉川大学・玉川学園全体でのロボット活動の連携を通じて、ロボットの理科教育への導入可能性を検討しているのがTRCP(玉川ロボットチャレンジプロジェクト)です。学園での日常的な教育として持続可能な活動とするには、ロボットに対する児童・生徒の興味を活かしつつ、教育単元やカリキュラムに対応して日常教育に取り込まなければなりません。4年生ではロボットの工作とそれを使っての遊び的な活動を展開しています。5-8年生では自由研究やサイエンスクラブで部品からのロボット製作、ロボットクラブでレゴロボットと2種の活動が行われ、国内の競技会で良い成績を収めています。11・12年生の情報科では四足歩行ロボットの組み立てとプログラム制作を課題とした授業などを行っています。2009年からは玉川大学工学部との連携がはじまり、大学生が定期的に指導にあたり、2010年にはサイテックセンターに「K-12ロボット工房」設置により恒常的な活動の場が設けられ、効率の良いロボット開発が行えるようになりました。2013年からは、大学の教員志望の学生を対象とするロボット教育法の授業を開始。日常教育のための教材開発がこれからはじまります。幼稚部および1-4年生(K-4年生)の段階では、学ぶこと、わかること、知ること、できることが楽しいと感じられる経験を十分に積ませる必要があります。そのため、自然の中での遊びや体験活動、実験や観察、丘めぐりなどを通して行われる探求と、そこでの気づきや試行錯誤を大事にしていますが、特に農学部と連携した体験学習を重視しています。幼稚部では、アイスクリーム作り、ジャガイモや大根の栽培、キウイ収穫など、1・2年生では、総合科やサマースクールの中でさまざまな活動が行われています。特に2年生総合科で行われている「稲作体験」では種籾を選び出すところから収穫までの一連の活動を農学部の教員や学生の協力で行い、収穫後は子供たちと餅つきを一緒に行います。低学年校舎から歩いて10分程度のところにあるキャンパス内の田んぼでこのような体験ができるのは玉川学園ならではです。このほか、ミツバチの巣箱の観察、植物工場見学など、K-12の園児・児童・生徒が体験学習で本物から多くのことを学んでいます。玉川学園では、幼稚部から高校・大学・大学院・各研究機関が連携して、多岐にわたるプログラムを実施しています。 ワンキャンパスの利点を活かして、大学生と幼稚部、 小学生と学部生、高校生と研究所などの連携で、広く深く理解する教育が行われています。

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