玉川学園総合パンフレット2015
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 2015121─4年生伝統と実績に基づくカリキュラム幼稚部は、子供が初めて出会う学校です。豊かな学びが保証されなければなりません。玉川学園は、唯一無二の個性を伸ばすことを重視します。そこには、十分に練られた「教育」の視点が不可欠です。幼稚部では、子供たち一人ひとりが「好きなことを好きなように好きなだけ」取り組んでいると実感できるように、子供の1年間の成長を8期に分けたカリキュラムをもって保育を進めます。その子が、その時に、その取り組むべき課題(遊び)に、適切な解決方法で、挑戦していく(学び)姿勢を育てます。この過程を、親と子と教師が三位一体で歩み、ともに成長していくのが、玉川学園の保育活動の伝統であり特徴でもあります。教員が常に目を配り、細やかな指導校舎内に職員室はありません。教員は各クラスに机を置き、常に児童の行動に目を配り、細やかな指導を行っています。校舎には16の一般教室と特別教室を設置。校舎の前にはグラウンドのほか芝生の広場と木製の運動具を設けています。1-4年生では、中学・高校と続くこれからの教科学習に必要な基礎知識と学習に臨む姿勢を育みます。また、集団の中で友だちと生活することを通して、素直に感謝できる「きれいな心」を養います。「つよい体」の育成のためには、運動に親しませ、運動する習慣を身に付けるよう指導しています。情報やモノなど欲しいものがいつでも手に入る生活環境の中で、与えられた情報やモノに頼る幼稚部また、幼稚部の3年間は一つの節目ととらえ、義務教育へと続く一貫性も大切にします。自発的な遊びと体験から学ぶ行事子供はそれぞれ違う個性を持ち自らの力で育とうとする生命力があります。幼稚部では、育とうとする意志にそって、力が思う存分発揮できる環境を十分に用意しています。自分でスイッチをONにして取り組む姿勢を「自発的な遊び」によって身に付けます。また、「みんな」と一緒に活動するいろいろな行事でも、自らなすことによって学ぶ姿勢を育てます。植物の栽培や収穫、季節の行事、宿泊行事など、自分たちが主役として活動します。玉川学園全体が、子供たちのキャンパスになります。恵まれた自然と異学年交流緑豊かな玉川の丘、それを利用した野外教育で子供たちはさまざまな発見をします。草花や昆虫、木の実など、自然に触れることで知的好奇心を満たし、探究心を育んでいきます。また、同じキャンパスに幼稚部から大学までが点在する学園では、この環境を活かし、活発に上級生との交流が行われています。年長の9月からは、幼稚部から小学1年生へのスムーズな移行を目的とした、幼稚部・小学校連携のチャレンジプログラムを実施しています。のではなく、すべての生活の中で「学習を深める」「コミュニケーションをとる」「自分で考えて行動する」を重視して、何ごとにもたくましく挑んでいく教育を心がけています。すべての面で「基礎・基本」を身に付ける1-4年生の段階では、知識、技能、態度のすべての面で「基礎・基本」を身に付けることが大切です。各学年における基礎的知識、読み書きや計算などの基礎的な技能、さらにはそれらを活用する力や自ら学ぶ意欲、学習習慣など、態度の面での基礎もしっかりと体得させ、「学ぶことが楽しい」「分かることがうれしい」という経験を積ませながら育てます。そのため、実験や観察などを通して行われる探究の中での試行錯誤を大切にして、子供たちの発見や達成感を尊重します。学びのリズムと集団生活から得るもの1日の規則正しい生活リズムを培うことを大切にしています。1-4年生の時期に得た生活のリズムは、その後の学校生活、さらには社会に出てからも重要な役割を果たすからです。また、集団生活の中で協調性や相手への思いやり、協力する心も育てます。例えば、4年生は林間学校やスキー学校などの宿泊行事、さらには学校当番や縦割り活動を通して、自分たちの学校生活を協力して作り上げていく体験を大切にしています。

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