玉川学園総合パンフレット2015
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 201503大学「学びの質」に立ち返り、充実した教育内容に変化の激しい現代社会。学校教育においても守るべきものを守りつつ、新たな制度や教育内容を常に取り入れていく必要があります。特に「履修主義」から「修得主義」への転換を図るため、玉川大学ではいち早くキャップ制を導入。またアクティブ・ラーニングの徹底や教育加速プログラムの採択など、さまざまなことに取り組んでいます。そして、そのための環境整備として「大学教育棟 2014」を建設。学生一人ひとりが4年間で自分の学びを深めることのできる制度と環境が整いました。全国に先駆けて本格的に取り組んだキャップ制度2014年度大学教育再生加速プログラムに採択「大学教育棟 2014」が、アクティブ・ラーニング実践の場にアクティブ・ラーニングを授業の8割に近年の大学では、学生が履修科目を決める際になるべく多めに登録するのが一般的でした。ただ、大学での学びは1時間の授業に対して、2時間の予習・復習を行うのが本来の考え方です。そこで学生が一週間に学修できる時間を計算し、玉川大学では2014年度から、1セメスターに履修登録できる単位数を16に制限。さらに時間割を工夫し、授業と授業の間に予習・復習ができる時間を設定しています。アクティブ・ラーニングをより有意義な内容とするために、全教員を対象にワークショップを実施し、学生をしっかりと指導していきます。こうした玉川大学の取り組みは、文部科学省の「2014年度大学教育再生加速プログラム」の採択にもつながりました。このプログラムには全国から250件の申請があり、46件が採択されています。学生同士の議論を活発にし、予習と復習にも力を入れる。こうした玉川大学のこれからの学びを実践する場として2015年4月に誕生したのが、「大学教育棟 2014」です。7階建ての館内は、上から研究室、講義室、学修支援、ラーニング・コモンズ(写真)、図書館で構成されています。これは教員の研究に触れ、授業に参加し、学生同士で研究を行い、文献から自学自習を行うという学修サイクルを意識したもの。正門に近い場所という立地もあり、学生の学修活動の中心的な場となっています。これからの社会を生きる力を養うため、教員の話を聞く講義形式の授業から、学生が自ら積極的に討議に参加するアクティブ・ラーニングに注目が集まっています。現在でも玉川大学では2割以上の授業がこのアクティブ・ラーニングを導入していますが、この比率を4年以内に8割まで高めていく予定。この高い数字が実現可能なのも、「大学教育棟 2014」という新たな学修空間があるからです。玉川大学の近年の取り組み新たな学修形態・学修成果を生み出す施設が誕生Tamagawa Future Vision玉川が描く、教育の未来図7F教員研究室6F講義室5F講義室4Fラーニング・コモンズ3Fラーニング・コモンズ2F教育学術情報図書館教育学術情報図書館1Fデジタルライブラリー、BBC視聴エリア、学修支援・キャリア支援・学生生活支援、グラデュエイトクォーター(大学院生室)個人研究室、ファカルティ・ラウンジ10教室、面談エリア11教室、大講義室、視聴覚室、学生ラウンジ、ファカルティ・ラウンジワークショップルーム、カンファレンスルーム(グループ学修エリア)、ラウンドテーブル(プレゼンテーションルーム)、アカデミックスクエアライブラリー・サービス・カウンター、貴重書庫、ブックサロン、個人学修席、Cubicle(学修個室)、開架図書・雑誌自動書庫(85万冊収蔵)、自動貸出機・返却棚、MEDIA SHOWCASE個人学修席、Cubicle(学修個室)、開架図書、集密書架(学術雑誌のバックナンバー)、自動貸出機・返却棚「学びのサイクル」をさらに活発にするために■滞在型図書館の実現■教員との連携情報獲得情報獲得交流する表現する学修支援考える/まとめる情報獲得学修サイクル考える/まとめるラーニング・コモンズ学修の深化と成果大学教育棟 2014のフロアの機能と構成(2014年12月竣功、2015年4月使用開始)

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