玉川大学 玉川学園 2016
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 201616文学部農学部「人間や文化」の普遍的な部分を学問的に追究しながら、論理的思考力や幅広い視野、コミュニケーション能力、問題発見・解決能力を養い、人間力の向上をめざします。カリキュラムは、高度な専門知識を修得するための講義科目から、少人数制による演習科目や実践的な科目まで数多く用意しています。さらに多様な文化を学ぶことにより、偏見をもたない「地球市民」として、世界の紛争や環境問題などに幅広い視点からアプローチできる人材を育成します。本学部には「資源」「環境」「生命」をテーマとする3学科があり、現代バイオサイエンスやライフサイエンスをリードする21世紀型の農学教育・研究に取り組んでいます。カリキュラムでは講義科目と実験・実習科目とを有機的に連結しながら、知識を実践につなげる教育を実施。多様なレベルの問題に対処できる人材を育成します。中学・高等学校理科(3学科共通)と高等学校農業(生命化学科は除く)の教員養成課程が設置され、専門の教職コースで目的意識の高い教員の育成に取り組んでいます。人間学科「人間とは何か?」という有史以来の問いかけに向き合い、思想、心理、教育、倫理、社会という5つの観点から人間の本質に迫ります。導入科目で人間について幅広く学んだ後、ゼミを中心とした専門教育によって、より具体的なテーマから人類永遠の課題にアプローチ。発表や討論などを通してコミュニケーション力や自己教育力・自己探求力を養い、社会で活躍できる人材を育成します。英語教育学科高度な英語運用能力を身につけ、実践的な英語教育や多様化する国際社会に貢献できる人材の養成をめざす「英語教員養成コース」と「ELFコミュニケーションコース」の2つのコースがあります。大きな特色は、2年次秋学期から3年次春学期にかけての海外留学プログラム(約9カ月)を必修としていることです。この体験により、異文化への理解を深め、国際感覚を身につけ、共感的理解を伴った英語運用能力へと高めていきます。生物資源学科「生物資源」を人類の生存に直結する生産産業の根源として捉え、その機能をミクロとマクロの両面から幅広く追究します。遺伝子組み換えをはじめとする遺伝子工学、細胞工学などの最新の研究手法はもちろん、動物や昆虫の飼育、植物の栽培や交配といった基礎的な伝統技術も身につけつつ、「生命の尊厳」「他の生物との共存」にまで考究できる、倫理性を兼ね備えた人材育成を目標としています。生物環境システム学科本学科では、生態系、農業、社会の3つの観点から環境を理論的・実践的に理解するとともに、問題解決に必要なコミュニケーション能力を身につけます。海外プログラムとして4カ月にわたるカナダのバンクーバー・アイランド大学またはオーストラリアのクイーンズランド大学への留学、国内プログラムでは本学の北海道、鹿児島の研究施設で研修を行います。「見て・触れて・感じる」ことで生物と地球環境の関係を理解し、持続的循環型社会の形成に貢献できる人材を育成します。生命化学科生命は多くの分子が寄り添い複雑な反応を起こしながら成り立っています。本学科ではミクロな視点で、分子の働きが細胞機能として発現するメカニズム、細胞に対して物質が作用するメカニズムを解明し、生命の謎を追究します。バイオテクノロジー、遺伝子工学、微生物利用、食料生産、機能性食品、医薬品開発、環境などの知識や技術を修得し、社会に貢献できる人材を育成します。

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