玉川大学 玉川学園 2017
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 201722研究所高等教育機関として伝統的に人間教育を重視してきた玉川大学は、同時に研究機関として最先端科学技術の発展にも力を入れています。学術研究所学術・文化のさまざまな領域にわたる専門的・学際的・総合的な研究活動を、研究所内における研究活動はもとより大学内・国内外の諸機関等との共同研究や研究交流を積極的に推進し、広く学術・文化の発展と向上に貢献することを目的として行っています。K-16一貫教育研究センター「全人教育」の理論的研究、実践の記録などに基づきながら、今日におけるK-16(幼稚園から大学)の教育課程を明らかにし、その具体的な改善に向けて、「K-16一貫教育研究部門」「日本語教育研究部門」の2部門のもと、理系教育グループ、文系教育グループ、バカロレア教育グループ、幼児教育グループ、小学校英語教育グループの5つのグループが互いに連携しながら、広く総合的に研究と実践を進めています。高等教育開発センター学生の学修の在り方や、大学から発信される新しい教育プログラムを研究・開発すると同時に、大学の教員を対象とした研修の在り方に関しての研究を行っています。また、大学の運営に携わる職員(アドミニストレーター)を対象とした研修についても研究を進めています。さらに、大学における教育・研究および経営という視座に立ち、学内外を包括した機関研究(IR:institutional research)の実施・展開を計画しています。先端知能・ロボット研究センター(AIBot 研究センター)本研究センターでは多様な価値が調和的に創造される社会の実現をめざし、人工知能、認知科学、ロボットテクノロジーをキーワードに人間中心の社会知性の創成を支援するための研究を推進します。私達がめざすのは、人々と「技術」が共に生き、共に働く社会を創ることです。人々が活躍し、人々の幸せを実現する社会のために、「技術」が貢献できることは何かを考え、人と「技術」が調和する社会の実現を求めます。人文科学研究センター玉川大学における人文科学の総合的な共同研究の促進、発展をめざしています。特に哲学思想、文学、歴史を中心とした幅広い人文系学問領域を包摂しうる研究施設を意図して、2003年度より研究センターとして活動を開始しました。「哲学思想研究部門」「文学・芸術研究部門」「歴史文化研究部門」の3部門からなり、それぞれの部門での研究活動、全体の研究会、また講演会、シンポジウムなどを随時行っています。ミツバチ科学研究センター伝統あるミツバチとハチミツに関する総合研究センターです。資源昆虫としてもっとも重要なミツバチに関する幅広い研究と、ミツバチとその生産物への関心を高めるため啓蒙・普及をめざしています。「ミツバチ生物学研究」「ミツバチ生産物研究」「花粉媒介機能研究」の3部門をもち、ミツバチの生態や社会構造、養蜂資源の研究、ハチミツやローヤルゼリー、プロポリスなどの研究、ハチによる花粉の媒介などの研究を行っています。菌学応用研究センター現時点でも130万種以上も未発見種があるとされる菌類(カビ)を、人類に有用な資源とするための調査・研究を行っています。国内に23ある公的微生物株保存機関の一つと認定され、これまで分離収拾した菌株ライブラリ15,000株の一部を一般に公開しています。2005年に設立された玉川大学発初のベンチャー企業(株)ハイファジェネシスとはお互いに相補的な関係にあります。生物機能開発研究センター環境破壊や食料危機の解決のため、環境の保全と効率的な食料生産の両立をめざし、生物の潜在的な機能を十分に引き出した食料生産、健康増進と医療の働きを併せもつ作物生産に関する研究を行っています。これらの課題解決のため「植物工場」と「宇宙農場ラボ」の研究施設を開設しました。植物工場研究施設では、都心でも無農薬で安全な作物を生産できる技術開発、宇宙農場ラボでは、宇宙での作物栽培システムをめざした研究を行っています。

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