玉川大学 玉川学園 2017
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 201723脳科学研究所量子情報科学研究所人間の知性を生み出す脳の神経メカニズムの研究と社会行動や心の発達、コミュニケーションなどの研究を推進することによって人間の心の科学的解明をめざすとともに、脳機能理解の素養を身につけた教育者、研究者や技術者を養成します。本研究所は情報科学の新天地を開拓するため、2011年4月に開設されました。情報の理論と量子力学の原理を駆使する量子情報・量子通信の基礎研究と、玉川大学が提唱している新量子暗号の実用化研究を行っています。幼稚部から大学院、さらには研究所までが一つのキャンパス内でそれぞれの教育・研究活動を行っている玉川学園。そのメリットを最大限に活用できるよう、研究所とK-12では教育連携が積極的に行われています。たとえば3-4年生を対象に菌学応用研究センターが身の回りの微生物についての研究を。またK-12の保護者の方を対象に、生物機能開発研究センターが研究を行うLED野菜の栽培工程の見学や、ミツバチ科学研究センターの研究の一端である生態系に重要な役割を担うミツバチの生態について学ぶことなども行われています。こうした最先端の研究に生徒や保護者の方が触れられるのも、この環境があるからこそ。このように、本物に触れられる機会を通して、ワンキャンパスならではの教育連携を行っています。基礎脳科学研究センター「システム神経科学」「ヒト認知神経科学」「神経計算論」および「社会性神経生物学」の4研究部門によって構成され、「人間らしさ」を担う脳のしくみを追究するため、ヒトやさまざまな動物の実験を通じて、分野の枠を超えた視点から脳機能の解明に取り組んでいます。応用脳科学研究センター「社会行動」「心の発達」「コミュニケーション知能」および「心の哲学」の4研究部門によって構成され、心理学、社会科学、認知科学量子情報数理研究センター量子情報科学の基礎理論である量子情報理論とそれらから導き出される最新技術の新原理の実証実験を推進しています。新しい情報科学を発展させるために量子力学の原理を導入した量子情報理論や量子符号理論を開発し、次の世代の新技術を予言し、それを実現する原理の研究を行っています。超高速量子通信研究センター光通信あるいは超高速計算機に代表される現代最先端情報技術を超える画期的な技術を開拓し、産業界や現実社会に有益な技術に発展させることをめざしています。特に、玉川大学で発明された強度変調方式の光通信量子暗号Y-00のシステム化や実用化に向けた安全性評価装置の開発を進めています。Tamagawa University Research Instituteや哲学の分野との学際研究から人間の心のはたらきの解明に取り組んでいます。ワンキャンパスだからこそ可能な、K-12との教育連携topic

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