学校法人 玉川学園 Puente 2011.06 vol.01
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日々、音楽とともにある玉川学園。全日本吹奏楽コンクールでの金賞受賞という吹奏楽部の活躍は、まさしく面目躍如といったところだろう。 「みんなの集中力が素晴らしかった。本番の3日前からぐっと良くなってきて、本番では一番いい演奏ができました」と吹奏楽部顧問の土屋和彦教諭は満足げに語る。 2006年、K-12一貫教育が導入され、低学年と中学年がともに練習するようになった。当時の5年生が、今の9年生にあたる。先輩たちの演奏やふるまいを見て、自分たちもひたすら練習を重ねてきた世代だ。 「正直に言って、当時は大丈夫かな…と思っていました(笑)」と今だからこそ土屋教諭も笑いながら話すが、当時は真剣に頭をかかえたという。だが、「5年生は音を出しただけでほめられる(笑)。このころに音楽の楽しさを覚えると、想像以上に伸びますね。まずは楽しさを知ることが大事ですから」。 こうした一人ひとりの成長が、今の吹奏楽部の実力に表れているのだとか。[吹奏楽部]Club Activities 2010自分らしい玉川らしい音を奏でよう伸びやかに歌うように、響けハーモニー 廣田真子さん(9年生)は、ピッコロを演奏した。「とても緊張しました。課題曲はピッコロのソロで終わるので、ここで失敗したら皆の練習が無駄になる。責任重大でした」と苦笑いだ。クラリネットを演奏した松尾友香里さん(9年生)も「緊張した」と口をそろえる。それでも「大会当日は本番直前までしっかりと集中力を保てました」と思い返す。 先輩たちが引退し、この春から部文=編集部 写真=神ノ川智早16vol.01

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