学校法人 玉川学園 Puente 2011.06 vol.01
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国際教育❶つながる記憶、そして夢が動き出すSpecial2いくつもの出会いが、驚きが新しい道しるべをつくっていく玉川っ子たちは自らの情熱の赴くまま、世界を舞台に学んでいる。日本ではない場所で相手と対話し、真摯に向き合い、自分の思いを伝える。その経験こそが彼らをまた一段と成長させていくのだ。世界とつながる玉川っ子玉川を玉川しからしめる、その一つが国際教育のあり方だろう。玉川の丘には、各国から訪れた留学生が数多く学んでいる。教室をのぞいてみれば、きっと留学生と語り合う子供たちの姿を目にするはずだ。最近の若者は海外に興味を持たないなどと嘆く声が聞こえるが、玉川っ子には当てはまらない。 幼稚部なら幼稚部なりの、大学なら大今西佑さん 教育学部4年生アメリカの小学校でインターンシップアメリカのオレゴン大学での留学プログラムで、小学校のインターンシップに参加しました。モンテッソーリ式の教育方針を採用している小学校で、驚きの連続。日米の教育の違いや子供たちの主体性を大事にすることを学びました。毎日必ず、子供たち一人ひとりに声をかけて、最後のころには皆と絆を深めることができたのがうれしかったです。この貴重な経験で、教師としての新しい目標が見つかりました。大倉由莉さん 11年生タイの国際会議に参加2010年10月、タイで開催されたラウンドスクエア国際会議に参加しました。世界各国から集まった生徒は皆、英語もうまいしとても積極的。もっと強い気持ちで向かっていかなきゃと思いました。ハンディキャップのある女性や両親を亡くした子供たちがいるセンターでボランティアをして、社会のあり方についても考えるようになりました。私が見たもの、感じたことを多くの人に伝えたい。輪を広げていくことが大事だと思うから。文=編集部 写真=相澤裕明(p08、p09)、神ノ川智早(p09、p10)8vol.01

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