学校法人 玉川学園 Puente 2015.06 vol.05
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16│PuenteたまがわTAPセンター 地上9メートル近い高さでケーブルの上を歩いたり、同様の高さにある丸太の上で二人の生徒がすれ違ったり。その様子を見上げている生徒は不安そうに、けれどもしっかりと命綱を握っています。これは、玉川大学TAPセンターが10年生を対象に行っているアドベンチャープログラムの授業の様子です。 TAPセンター(Center for Tamagawa Adventure Program)とは、玉川学園の礎である全人教育の実践を担う施設として誕生した学内研究機関で、全国でも珍しいアドベンチャー教育の普及、実践、研究を行っています。玉川学園の幼稚部から大学院、さらに学外に向けたスポーツチームや企業の研修に至るまで、さまざまなニーズに応じたプログラムを実施しています。 10年生では4月から1年間をかけて、さまざまなアクティビティーを通してコミュニケーションを深めてきました。特にこのクラスは内進生と新入生によって構成されているため、定期的なTAPプログラムは人間関係をより良いものにしていく重要な役割を果たしました。 この日はこのプログラムの最終日。一年の集大成でもありました。5、6人のグループになって、協力し合いながら学園内の経塚山にあるTAPセンターのチャレ経験から自分の役割を学ぶ、アドベンチャー教育グループ内において自分の役割を認識し、皆と協力し合いながら目標をめざします。卒業して社会に、そして世界に出ても必要なこのスキルを、TAPセンターの指導の下、さまざまな年代が学んでいます。──10年生との教育連携──

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