玉川大学大学案内Puente2016
16/46

16│Puenteたまがわ教育・研究トピックス――①「1日8時間大学で過ごす」ことをめざした大学教育棟 2014の活用 自学自修する、議論する、発表するといった学びのサイクルを集約し、1日8時間を大学で過ごすための場所として生まれた大学教育棟 2014。2015年4月の利用開始から1年が経ちました。「ラーニング・コモンズは常に多くの学生が利用しています。人数や用途に応じて使うことができる利便性も人気の一つではないでしょうか」と語るのは、教学部教育学修支援課の山崎千鶴課長です。また3階のアカデミック・スクエアではさまざまなイベントも開催されており、学生の興味の広がりにも一役買っています。 また教育学術情報図書館も、学生の学びを大きく変えたようです。教育学術情報図書館館長の丹治めぐみ教授によると「自動書庫を採用したことで、学修個室に多くのスペースを割くことができました。開館以来、この個室はほぼ満席状態が続いています。」 入館者数はのべ50万人以上で前年度の2.3倍、貸出冊数も95,822冊と学生一人あたり12.6冊と前年度より50%近く伸びているという大学教育棟 2014と教育学術情報図書館。利用開始からわずか1年でこのような成果をあげています。 また大学教育棟 2014ではさまざまなフォーラムや講演が行われています。大学教育棟2014の活用「学修成果の可視化」をテーマに複数の大学と合同フォーラムを開催 2014年度に文部科学省の「大学教育再生加速プログラム(通称:AP)」に採択され、テーマである「アクティブ・ラーニング」および「学修成果の可視化」の推進に取り組んでいます。このAPの取組が2年目を迎え、2016年2月22日に玉川大学において長崎大学、大阪府立大学とともに、「共通の学生調査を用いた学修成果の可視化への取組─データに基づくFaculty Developmentの展開─」をテーマにAP合同フォーラムを521教室で開催しました。詩人の谷川俊太郎氏が来校公開インタビューが行われました 2015年5月18日の3階アカデミック・スクエアで、谷川俊太郎氏による公開インタビューを行いました。詩人、翻訳家などさまざまな肩書で活躍されている谷川氏は、絵本作家としても多くの作品を世に送り出しています。その中の一冊『ともだち』は、1979年に「玉川こども・きょういく百科(全31巻)」の一巻として刊行。2002年に単行本化し、以来、ロングセラーとなり、玉川大学出版部を代表する絵本になっています。今回、この『ともだち』が、絵本を紹介するインターネットサイト「絵本ナビ」で取り上げられることになり、「絵本ナビ」の編集長とライターの方が公開形式で谷川氏からお話を伺いました。有森裕子さんの講演が行われました 2015年4月4日、教育学部の新入生を対象に学友会寄附講座を開催。女子マラソンで有名な有森裕子さんを招き、講演を行いました。会場となった521教室には、約400名もの1年生が集い、有森さんのお話に耳を傾けました。 そこで、オリンピックメダリストとしてのご自身の経験をもとに、「夢を力に」というテーマで、成果に結びつけた道のりを語っていただきました。ご自身の体験に基づいた講演はとても重みがあり、将来、教員を志す者が多い教育学部の学生にとって、4年間の人間形成の上でも大きく響くメッセージとなりました。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です