玉川大学大学案内Puente2016
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Puenteたまがわ│19■ Educational and Research Topics│教育・研究トピックス教育・研究トピックス――④「グローバルキャリア講座」 文部科学省より研究開発校としてスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されており、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的に活動を行いました。特に、「グローバルキャリア講座」を25回開催し、延べ約3,460人が参加し、生徒の関心の高さを感じることができました。国内外のグローバルな大学や国際機関とのつながりを通して、世界の諸問題に対する興味と具体的なイメージを得ることを目的とするプログラムです。国際的なさまざまな問題について、大学や国際機関、報道機関などで活躍する専門家を招聘し、講話を通してグローバルな課題の知識獲得と国際機関への理解を深めました。「玉川学園模擬国連会議 TMUN」 模擬国連では、国連でどのように解決策が模索されているのか、国連会議のシミュレーションを行い、主要5テーマ(貧困、人権、環境、外交、国際協力)を総合的に探究します。国際政治の仕組みへの理解、国際問題の解決策を考える過程の体験によるリサーチ、ディベート、ネゴシエーション、スピーチ、草案作成などさまざまな能力の向上を狙った高度な教育プログラムです。 正規の授業として一般クラスとIBクラスで実施されています。 模擬国連の活動では英語をメインに使います。英語を使った実践的なコミュニケーション、グローバルなものの見方、専門知識、リーダーシップといった力を身につけるのに最適な場です。議論を深めた後は、日本の外交や国際機関の課題についても意見・提言をまとめ、発表します。SGH(スーパーグローバルハイスクール)SSH(スーパーサイエンスハイスクール)児童・生徒が5年がかりの研究の末、サンゴの飼育と沖縄の海への移植に成功 2015年10月、玉川学園の児童・生徒が飼育したサンゴが、沖縄県石垣島の海に移植されました。6年生の理科で環境学習の一環として海の環境を学んだことをきっかけに、2011年同島の八重山漁業協同組合からサンゴ(ミドリイシ)を譲り受け、自由研究としてサイテックセンター内の水槽で飼育開始。失敗を繰り返しながら専門家へ相談し、また水族館のバックヤード研修、日本サンゴ礁学会の見学研修などを重ね、知識と技術を蓄積してついにサンゴの飼育と移植に成功。今後は玉川大学農学部との連携強化を進めて、サンゴの完全養殖成功に、期待が寄せられています。昨年に続き、本学がホスト校となって開催した今回の「第2回SGH 玉川学園模擬国連会議TMUN」には、中国・四国地方や関西地方を含め、中学・高等学校の15校約140名の生徒が本学キャンパスに集まりました。今回の議題は、「紛争下における難民・国内避難民の問題」。世界中で頻発する民族紛争等による難民は増加の一途をたどっており、まさにタイムリーかつ、世界が抱える難問の一つです。

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