詩人の谷川俊太郎氏が来校。「大学教育棟 2014」で公開インタビューを行いました

2015.05.29

5月18(月)、「大学教育棟 2014」の3階、ラーニング・コモンズのアカデミック・スクエアで、谷川俊太郎 氏による公開インタビューを行いました。詩人、翻訳家などさまざまな肩書で活躍されている谷川氏は、絵本作家としても多くの作品を世に送り出しています。その中の一冊『ともだち』は、1979年に「玉川こども・きょういく百科(全31巻)」の一巻として刊行。2002年に単行本化し、以来、ロングセラーとなり、玉川大学出版部を代表する絵本になっています。

今回はこの『ともだち』を、絵本を紹介するインターネットサイト「絵本ナビ」で取り上げられることになり、絵本ナビの編集長とライターの方が公開形式で谷川氏からお話を伺うことになりました。絵本ナビは、ネット上で新刊紹介や試し読み、評価ランキングなどが利用できる絵本情報サイトです。今回のイベントは谷川氏から直接お話を伺えるということもあり、「大学教育棟 2014」のアカデミック・スクエアには多くの学生が集まりました。そして谷川氏のお話だけでなく、プロのインタビュアーがどのように取材を進めるのかを知ることができる機会にもなりました。

絵本『ともだち』が、いかにして作られたのか。またどうやって詩を作るのか。絵本ナビ編集長の質問に一つずつ答えていく谷川氏。どんなきっかけから「ともだち」を書き始めたのかなど、意外なエピソードも話していただきました。そして公開インタビューの後半では、学生からの質問に谷川氏が答える場面もありました。

学生からの質問では、「1年間留学して、現在は一つ下の学年と一緒に学ぶことが多いのですが、同学年の時のような深い付き合いのできる友だち関係がなかなか作れません」「同窓会などに参加して、子どもの頃の友人と思い出を共有したいと思ったことはありますか?」「集団行動をしていると、ウマの合わない人とも接しなければならないのですが、対応策はありますか?」など、絵本『ともだち』に因んで人間関係についての質問が数多く寄せられました。

また、「自分の詩に曲がついたときの感想は?」という質問に対して、「音楽になると言葉が立ち上がっているような感じがして、とてもうれしいですね」といった答えや、「詩を書く際に大切にしていることは?」という質問に対して、「理性で詩を書くとつまらなくなるから、自分を空っぽにすること。そうすると、何故こんな言葉が出てくるんだろうというような、意識下の言葉が出てくる。それが詩の面白み」といった答えもありました。

こうして、約2時間にわたる公開インタビューは無事終了。大きな拍手に送られて、谷川氏はアカデミック・スクエアを後にしました。また、アカデミック・スクエアでは今後もこうしたイベントを開催していく予定です。

今回の谷川氏のインタビュー内容は、6月中旬に絵本ナビのサイトにアップされる予定です。そちらもぜひご覧ください。

「大学教育棟 2014」のページは・・・こちら