玉川大学 研究所

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脳システム研究センター

私たちが学校で学び、職場で働くとき、私たちの脳は、外部から必要な情報を取り込んで、過去の経験と照らし合わせ、やる気を出し、最良の判断を下して、実際に行動に移します。本研究センターでは、このような感覚・認知、記憶、学習、動機づけ、意欲、推論、思考、意思決定、随意運動、社会行動などの働きを担っている脳の仕組みを解明することを目指しています。そのために、人間と動物(げっ歯類、霊長類、ミツバチなど)を研究対象とする4つの研究部門が連携し、最先端技術を活かした実験と高度な理論的予測・検証を駆使して、細胞から個体行動にわたる多階層的な脳科学研究を推進しています。特に、私たちが生きるうえで大切な意思決定や感覚・認知の分野では、第一線の専門家が多数参集する研究拠点として国際的にも注目を浴びています。脳の基本原理を科学的見地から正しく理解することにより、将来の豊かな人間社会の構築に貢献することが、私たち脳システム研究者の願いです。

脳システム研究センター主任 鮫島 和行

神経回路機能研究部門

げっ歯類や霊長類などの動物が特定の行動をするとき、その行動に関与する脳回路の神経細胞から、微弱なパルス状の電気信号の発生を検出することができます。このような脳回路を流れる信号を緻密に分析し、最新の光操作技術などを組み合わせて、謎多い脳回路の動作原理の解明に挑戦しています。

認知神経科学研究部門

人間で発達した認知、思考、意思決定などの高次脳機能の仕組みを理解するために、fMRI装置をもちいて脳内活動を非侵襲的に画像化し計測しています。私たちの脳の働きを「見る」ことができる、とても優れた応用範囲の広い研究手法で、最先端の研究成果を次々と世界に発信しています。

社会性神経生物学研究部門

人間の社会の仕組みは、人間以外の生物の巧妙な社会の仕組みと脳科学的に対比してみると良く理解することができます。そこで、ミツバチ科学研究センターと連携して、社会性昆虫の社会行動や学習に神経系の遺伝子制御がどのように関与しているのかを追究する研究などを進めています。

神経計算論研究部門

脳の仕組みを理解するためには、脳の活動を観察するだけではなく、確たる理論で裏打ちされることが重要です。そこで、理論モデル化によって観察した現象を理解し、シミュレーションによって導いた理論的な予測を実験的に検証する「実験と理論の融合」を実現しています。

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