玉川大学が取り組む脳科学研究の目的は、人間の「こころ」を理解すること。私たちが感じる、考える、意思を決定する、行動する。これらの多様な機能はいずれも「こころ」の働きであり、脳がつかさどっています。脳のどの部分が、どのように働き、どう情報が伝わっていくのか。脳科学研究所では、成人で約1,100億と言われる脳の神経細胞と向き合い、研究を積み重ねています。さらに、人間とコミュニケーションをとれるロボットの開発や、赤ちゃんが言葉を獲得する仕組みの解明は、脳機能を理解するための大切な研究アプローチ。その成果は、教育はもちろん、人間が関わるさまざまな事象につながると期待されています。脳科学から、新たな学問、そして人類の未来へ。研究者の熱い情熱が、新たな発見へとつながる一歩となります。