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『全人』2013年6月号 No.773より

2013.07.16

2013年6月号 No.773

ジャーナリストの池上彰さんを巻頭インタビューにお迎えした6月号は、テーマを「教育の今」として特集しました。
池上彰さんに「ほんものの学力とは何か」の提言と、教員志望の学生たちへのメッセージを語っていただいたのに続き、玉川大学教師教育リサーチセンターの取り組みも紹介。さらに、玉川大学出身の教員たちと学生の座談会を企画。教師として日々直面する課題や理想など、教育現場がリアルに語られます。
大学・大学院、通信教育、K-12のそれぞれの学びを紹介する連載も好評。リニューアルしたカラー誌面でお届けする玉川の教育風景を、ぜひご覧ください。

  • ジャーナリストとして活躍する池上彰さんは、現在、東京工業大学リベラルアーツセンター教授として教壇にも立つ

    面白い授業とは何かと言えば、先生が自ら学んで「へぇ、知らなかった、面白い!」と感じ、その面白さを子どもたちに伝えるにはどうしたらいいか考え、工夫することだと思います。まず先生自身が面白がる。それが大事だと思います。
    そのためには、先生はつねに勉強していなければいけません。毎年同じことを教えていては、子どもの学びの意欲を引き出す授業はできないでしょう。もちろん基本的な知識事項を教えるのは大事ですよ。そのうえで、学びの楽しさを伝えることが先生のいちばんの仕事ではないかと思うんですね。学ぶことが楽しいとわかれば、自分で学んでいきますし、これからもずっと学ぶことができる。結果的には、それが生きる力につながっていくと思います。

    「<生きる力>は教えられるか?」 p4 池上 彰

  • 芸術学部メディア・アーツ学科の田中敬一教授は、レーザーアーティストとして表現を続ける。白熱灯電球による「おかえりなさいの光」

    昨年度の同じ授業では、「光の質保証」をテーマとするプロジェクトに取り組みました。(略)
    その魅力は、若い学生たちにも確実に伝わり、ウィンターシーズン唯一の白熱灯電球によるイルミネーションが玉川学園前駅の花壇で実現しました。複数の白熱灯電球が、ランダムに明滅を繰り返す「おかえりなさいの光」です。震災後2回目の冬を迎えて、人々が望む光のたたずまいは、便利さや経済効率とは、対極にあるべきだと思います。求められているのは、確かな光の質が生む「心の豊かさ」です。本プロジェクトではあえて白熱灯電球を用いたことで、家路を急ぐ人々に「家庭」の温もりを感じてもらえ、多くの支持をいただきました。
    単なるノスタルジーではなく、光の適性を見極め、常に新しい表現方法に取り込んでいく。その体制を構築することが、表現者として、教育者として、今後目指すことになると思います。

    「人と響き合う光のアート」 p28 田中敬一

目次

  • [特集] 教育の今
    「生きる力」は教えられるか? 池上 彰
    玉川大学教師教育リサーチセンターの取り組み 森山賢一
    【ルポ】面接実践講座@教職サポートルーム
    座談会 玉川の丘から教壇へ 学び続ける教師だけが人を教えられる
    故きを温ねて 2 玉川教師訓 白柳弘幸
  • TAMAGAWA GAKUEN NEWS + 名誉教授授与式
  • 平成25年度 入学式訓辞…小原芳明
  • 学びの時間 23
    経営学部観光経営学科 根木良友研究室
  • 生涯学べ 23
    宮島 徹 東京都町田市立町田第一小学校校長
  • K-12 学びの丘 2
    4年生の新入生お世話係
  • 研究エッセイ
    人と響き合う光のアート…田中敬一
  • キャリアナビゲーション '13
    就活データ「あなたにとって仕事とは?」
    + 富士通モバイルフォン事業本部 白井宣彦さんに聞いてみた
  • Our Job,Our Pride 12
    学園国際交流センター 落合晃子さんの仕事
  • Book Review 103 『被災地の聞き書き101』…太田美帆
  • 教育博物館館蔵資料紹介 255 「手島和庵肖像(部分)」…柿﨑博孝
  • 玉川の仲間たち「タイサンボク」…山岡好夫

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