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『全人』2014年12月号 No.789より

2015.01.15

2014年12月号 No.789

12月号は特集のタイトルを「健やかな身体」として、伝統の体育祭を中心に紹介しました。86回目を数えた今年の体育祭は10月4日に開催。園児・児童・生徒・学生たちのそれぞれの競技の様子を感想とともに掲載し、さらに創立期からの体育祭の歴史も貴重な写真で振り返ります。後に日本中に普及したデンマーク体操と玉川学園の関わりも興味深いです。
また、K-12レポートでは、提携校であるブラジルの松伯学園・大志万学院への派遣プログラムを報告。研究エッセイは、企業の海外生産を支える「チームワーク研究」について玉川大学名誉教授の野渡正博先生が寄稿くださいました。

  • 教育学部の国見保夫教授。「教師を目指す学生にとって、体育祭は行事運営を実践で学ぶ場」と語る

    玉川の体育祭は伝統的にデンマーク体操を核として、表現の種目を重視してきました。過去には午後雨が降りそうな場合、順序を変えて体操の演技を優先させたこともあります。(中略)異なる世代がともに取り組む体育祭だから、小さい子は年上の演技を見て「いつか自分もあんな風に」と思える。教員が言わなくても、自分から自然と先々の目標を立てられる。これも玉川の体育祭だからこそ得られる学びですね。

    「体育祭は世代を超えた貴重な教育の場」 国見保夫 p8

  • タイの日系企業を対象に行った調査結果について、企業幹部を前に英語で報告する野渡ゼミの学生(2011年)

    宗教についても洞察しなければならないことからわかるように、チームワーク研究には幅広いリベラルアーツ(教養)が求められます。
    主観的・演繹的に考える人文・社会科学では、「こうあるべきだ」というモデルがまず提案されます。一方、客観的・帰納的に行動する自然科学には累積的な検証を伴う実験科学の一面があります。チームワーク研究では常に両者のせめぎあいがあります。
    現象だけを見ていると根本が見えないという、「事実は真実の敵なり」の状態にもなりかねません。深い洞察力と、現場での聞き込みや確認を行う、実証的な姿勢が求められます。研究は、玉川学園の教育12信条にある「反対の合一」、さらには「自学自律」、「第二里行者と人生の開拓者」の実践とも言えるのです。

    「企業の海外生産を支える<チームワーク研究>」 野渡正博 p26

目次

  • [特集]健やかな身体 玉川学園・玉川大学 第86回体育祭
     「体育教育の集大成」 高学年体育科教諭 前田二郎
     創立期からの伝統といま
     「体育祭は貴重な教育の場」 教育学部教授 国見保夫
     体育祭を支え、彩る
     故きを温ねて 18
     「純粹なる立場より、特に體操の普及を冀求する」…白柳弘幸
  • TAMAGAWA GAKUEN NEWS
  • K-12 Report
     「第3回 松柏学園・大志万学院派遣プログラム」…渡瀬恵一
  • 学びの時間 39
     文学部人間学科 岡本裕一朗研究室
  • 生涯学べ 37
     伊藤美菜 東海村文化・スポーツ振興財団勤務
  • K-12学びの丘 13
     4年生の学校当番
  • 研究エッセイ
     企業の海外生産を支える「チームワーク研究」 野渡正博
  • Our Job, Our Pride 28
     教師教育リサーチセンター教員研修室 武井 恵さんの仕事
  • 今月の一労作 15 
     「コスモス祭2014」の会場装飾
  • キャリアナビゲーション’14
     就活データ「入社予定企業と内定辞退企業の比較時に重視する【条件】は?」+
     株式会社関口商事 営業部 岩田悠也さんに聞いてみた
  • 学園日誌…小原芳明
  • Book Review 119 『ワイルド・スワン』…真下郁代
  • 教育博物館館蔵資料紹介 271 「キリストとサマリアの女」…宇野 慶
  • 玉川の仲間たち 「ゴジュウカラ」…金井秀明

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