アンデルセン像

低学年校舎に向かって右手奥の経塚山グラウンドのところにある「アンデルセン像」は、平成5(1993)年に彫刻家の松田芳雄氏によって制作された。松田氏は昭和32(1957)年に本学文学部教育学科を卒業している。

実はこの像は再建されたもので、それまでは低学年校舎前のヒマラヤ杉の下にあった。初代の「アンデルセン像」は“アンデルセンと子供たち”として、アンデルセン生誕150周年を記念し、本学の美術部の学生たちが制作したものである。制作中の昭和37(1962)年4月にアンデルセン博物館長のスペン・ラーセン氏が来園、助言を受ける。当時、「アンデルセン像」は、NHKテレビでも紹介されている。
また、翌年11月にはコペンハーゲンの日本協会P.F.エルム博士夫妻を迎えて、除幕式が行われた。

4人の子供たちに語りかけるアンデルセンの座像は、子供たちに大変親しまれている。

デンマークの代表的な童話作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805~1875年)はコペンハーゲンに近いフュン島の生まれ。『マッチ売りの少女』『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『裸の王様』『赤い靴』『親指姫』など150ほどの童話を世に送り出している。また、欧州各国を旅行し、多くの旅行記と小説、戯曲を書いている。

アンデルセン曰く、“人生そのものが、最もうるわしい物語である”。

参考文献

岩渕文人『玉川学園金石誌(墨書解題)』
『玉川学園の教育活動 玉川大学の教育活動 玉川大学大学院の研究活動』(2008~2009)