No.29 ミニブタ

牧場を駆け回る子豚たち。生後2カ月で体長約40cm

動物の赤ちゃんの仕草は、じっと見ているだけで時間がたつのも忘れるくらい可愛いものです。農学部で飼育されているミニブタの赤ちゃんも、見学に来た人間に興味を示しながら恐る恐る近寄ってくるかに見えて、さっと親豚の後ろに隠れたりし、その仕草は大変微笑ましいものです。

ミニブタは、人間と生理的類似性をもつため、医学生物学領域における有用な実験用動物として、アメリカで最初に小型化が進みました。通常のブタは、大きくなると雌豚でも体重が200kgを超えますが、ミニブタは改良が進み、成豚でも体重が30~40kg程度です。

ゲッチンゲン系

牧場で飼育されているミニブタは、雑種のゲッチンゲン系とポットベリーの2種類です。

ポットベリーとは“太鼓腹の(男の)人”という意味ですが、その名の通り愛嬌のある容姿をしています。温順な性格なので、農学部牧場班ではその容姿を見たり、触れたり、子豚をだっこしたりすることで人は癒されるのかどうかを、実習のテーマのひとつとして行っています。

(農学部助教授 高﨑宏寿)
「全人」2004年9月号(No.674)より

ブタ

ポットベリー

学名:Sus scrofa domesticus Brisson
ゲッチンゲン系(Gottingen)はドイツで開発されたミニブタで、小型で温厚な性格。体色は白色が多く、黒色が混じることもある。ポットベリー(Vietnamese Potbelly)はベトナム原産で、1986年にアメリカに入り、ペットとして広く飼われている。黒色が多いが、白色が入ることもある。