玉川豆知識 No.61

「水玉に川」の校章の誕生

まるの中に川という文字が入り、すぐに玉川とイメージできる校章。幼稚部から大学まで擁する総合学園であることを踏まえ、昭和4年、小原國芳を中心として、「子供たちにもわかりやすい形」という考えのもと、校章がつくられました。

1.校章の誕生

玉川学園の校章は、創立直後に誕生し、80余年の伝統を継承しています。校章が生まれたのは1929(昭和4)年3月31日、玉川の丘に移転した日から、およそ1カ月を過ぎたある日のことでした。小原國芳を中心に、校章についての話し合いの場がもたれ、いろいろな意見が飛び交いました。最終的には、「水玉に川」という簡単なものにしたらという國芳の意見で、「まず描いてみよう」ということになり、塾生の一人がコンパスと定規を使い、2、3枚書いてみました。そして、水玉の左側に川の文字がいいのか、右側に川の文字がいいのかということになりましたが、右側では川の文字が裏返しになってしまうため、左側に川の文字を採用することとなりました。こうして、意外にも簡単に校章のデザインは決定しました。

「水玉に川」のマークは、校名を表現し、子供たちにもわかりやすいシンプルな形となっています。川の3 本の縦棒は「真・善・美」、また「子・教師・親」を表していると言われています。

2.校章の寸法と色

文字通り、校章は、玉川学園の精神を表す象徴といえます。校章の尊厳を守る意味において、1982(昭和57)年に正式な寸法基準が定められました。現在、校章の「川」を示す3本の縦線の配置はつぎの通りです。一番左側の縦線は16等分した左から3番目のところに、真ん中の縦線は16等分した左から5番目のところに、一番右側の縦線は16等分した左から7番目のところに位置します。

校章に用いられている青色(紺)は、玉川の持つ水のイメージを表現しています。なお、本学は創立以来、紺色をメインカラーにしてきました。知性と誠実を表すこの色を、玉川ブルーと呼んでいます。

参考文献
  • 『玉川学園総合パンフレット』 玉川学園 2017年
  • 玉川学園五十年史編纂委員会編『玉川学園五十年史』 玉川学園 1980年

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