いよいよ開幕!今年もロボカップ2018カナダ・モントリオール世界大会に工学部の2チームが出場します

2018.06.13

6月18日から22日までカナダのモントリオールで行われるロボカップ世界大会。この世界的なロボット競技会に、今年も玉川大学工学部情報通信工学科の大森ゼミ2名が「ロボサッカーリーグ」のシュミレーションリーグに、同じく情報通信工学科の岡田ゼミ4名と研究員2名が「@ホームリーグ」に出場します。

ロボサッカーリーグ」シュミレーションリーグ出場「HILLSTONE(ヒルストーン)」

シュミレーションリーグとは、コンピュータ画面上でプログラムされた人工知能の選手たちがサッカーの試合を競うというもの。この競技に参加するのは、情報通信工学科 大森隆司教授の研究室の伊藤大雅さん(機械情報システム学科3年)と杉野雅さん(同学科4年)です。産業技術大学院大学と合同チーム「HILLSTONE」としての出場となります。

「昨年出場した先輩のプログラムを引き継いでの参加です」という伊藤さん。準備は、先輩のプログラムを一から分析し直すことから始めたといいます。そこに加わったのが、小学校の時からサッカーを続けきた杉野さんです。「これまでの動きを見て、守備などで隙間をあけないようにするなど、プレイヤーの視点で改良していきました」。2人は自宅が近いことから、研究室での作業以外も時間を合わせて準備を進めてきたそうです。練習試合の際、修正したプログラムが機能し、得点につながった時には思わず「ヨッシャ―!」とガッツポーズが出ることもあると笑顔で話してくれました。「昨年、玉川大学からは1名での参加でした。今年は2名で力も2倍、積み重ねてきたことは必ず結果につながります。16チーム中、ベスト5も射程圏内でしょう」と大森教授が期待をよせています。

(左から)杉野雅さん(機械情報システム学科4年)、伊藤大雅さん(機械情報システム学科3年)、大森教授

@ホームリーグ出場「eR@sers(イレイサーズ)」

一方、@ホームリーグに出場する情報通信工学科の岡田浩之教授率いるチーム「eR@sers」。メンバーは、昨年も参加した2年の大沢美歩さん、小池亮太朗さん、坂巻新さん、渡辺敦裕さんと研究員の横山裕樹さん(脳科学研究所所属)、そして今年の5月から最先端のロボットを研究するためにメキシコから来日したコントレラス,ルイスさん(学術研究所所属)の6名です。@ホームリーグは買い物や家の中の手伝いなど日常を想定し、ロボットが人間と共に作業できるかを競技形式で評価するもの。人工知能(AI)をどのように活用するかに重点が置かれます。

競技で使用するロボット。トヨタ自動車との共同開発による高性能ロボットで愛称はチーム名と同じ「eR@ser(イレイサー)」

「ロボットがしっかりと物体認識ができるかが、競技の大きな鍵となります」と語る小池さん。競技で使用すると思われる家具や食器、食材まで家庭にあるあらゆるものを画像に取り込み、ロボットに認識させていきます。1つの物体をさまざまな角度から取り込む画像の数は1,500枚以上にもおよぶとのこと。それでも認識できない場合もあるそうです。「例えば人間はリンゴの特徴を理解すれば、形や色に変化があっても、“リンゴ”とわかります。それに対しロボットは、認識したものと少しでも違いがあると“初めて見るモノ”として、“リンゴ”と認識しない場合があるのです」と横山さんはいいます。カナダで使われているペットボトルや食洗機などは現地に行ってみないとわからないということあり、競技が始まる直前まで調整は続きます。「昨年から審査基準などが大きく変わり、予想していた動きができずに悔しい思いをしました。昨年のノウハウを活かして加点がとれるように準備をしています」と力強く話してくれたのは坂巻さん。岡田教授も「優勝を狙える力はあります」と、学⽣たちの取り組んでいる姿を⾒守っています。

(前列左から)コントレラス,ルイスさん(学術研究所嘱託研究員)、eR@ser、大沢美歩さん(情報通信工学科2年)、小池亮太朗さん(同学科2年)
(後列左から)横山裕樹さん(脳科学研究所嘱託研究員)、岡田教授、坂巻 新さん(同学科2年)、渡辺敦裕さん(同学科2年)

いよいよ開幕するロボカップ2018カナダ・モントリオール世界大会。開催直前まで準備に余念のない2つのチームの健闘に応援よろしくお願いします!