アメリカ国務省主催のセミナーを修了した農学部4年の眞木凌さんが帰国報告

2018.09.04

6月27日(水)から8月1日(水)まで、約5週間の日程で、アメリカ国務省主催の「Study of the U.S. Institute for Student Leaders on Global Environmental Issues(SUSIプログラム)」に参加した、農学部生物環境システム学科4年の眞木凌さん。この度修了証を手にして無事に帰国し、出発前に英会話のプレゼンテーションおよびディスカッションのトレーニングなどでお世話になった国際教育センター長代理の大谷千恵教育学部准教授のもとへ、帰国の報告にやって来ました。
このプログラムは、アメリカ国務省がブラジル、中国、インド、日本、ロシアの大学生を対象に行っている夏期集中セミナーで、本年度はモンタナ州ミズーラにあるモンタナ大学で開催。日本から参加できる人数は4名ととても少ないのですが、これまで環境問題に取り組んできた実績や英語で作成したエッセイが評価されたことで、眞木さんは参加資格を勝ち取ることができたのです。

大谷先生との再会を喜ぶ眞木さん。少し日焼けしたその表情からは、充実したプログラムだったことがうかがえます。
5週間という日程の中で、環境問題に関するレクチャーやディスカッション、プレゼンテーション、さらにアメリカ文化に関する講義なども受けてきたそうです。またモンタナ大学だけでなく、テキサスやワシントンD.C.に行く機会もあり、多くの経験ができたということでした。
もともと環境に対する意識が高く、プログラム参加が決まってからは自分の切り口でどう話題を掘り下げていくのか、あるいはどのように話題を広げていくのか、また、相手の質問で困ったときにどう切り返すのかなど、英語のプレゼンテーションおよびディスカッションにおける手法やコツなどについても大谷先生から指導を受けていた眞木さん。「けれども最初の一週間は、なかなか他のメンバーと打ち解けることができず、苦労しました」。それでも日本の民謡を披露するなど、積極的に「輪に加わる」姿勢を見せたことで打ち解けることができ、深いコミュニケーションが取れるようになったそうです。「やはり最初にアイスブレイク(研修などの冒頭で、緊張を解くための手法)を行うことは重要ですね。それでお互いを認め合うことができるし、ディスカッションの場でも相手から意見を求められるようになるから」と、大谷先生も眞木さんの姿勢を評価します。

出発前TAMAGO道場でプレゼンテーションの練習をする眞木さん

そんな眞木さんに、このプログラムに参加したことで得られた成果について聞いてみました。「やはり世界の同世代の人たちと、実際に会ったことでしょうか。プログラム期間中に何度もディスカッションを行ったのですが、そうした積み重ねがあるからこそ、それぞれが母国へと帰った現在でも、高い次元でのコミュニケーションが取れているのだと実感します。それともう一つ感じているのが、環境についてより深く考えられるようになったことです。これまでも“環境”というワードには敏感に反応し、多くの情報を得るように心がけていました。けれども今回のプログラムでさまざまなレクチャーを受けてからは、経済や国際関係といった環境とは直接関係のないニュースを目にしても、それを“環境”というフィルターを通して考えられるようになりましたね」。ちなみに出発前に大谷先生から受けた指導については「ディスカッションやプレゼンテーションに関しては、大谷先生の指導のほうが厳しかったくらいです。特にプレゼンテーションについてはさまざまなデータなどを準備して視覚的にも理解してもらうといったことを大谷先生から教わり、意識的に実践していたのですが、それを高く評価してもらいました」と眞木さん。一方で「集まったメンバーは皆英語が母語ではないのですが、しっかりと習得しており、自分も英語力を上げなければいけないと痛感しました」と課題も口にしました。
卒業後は大学院進学を考えている眞木さん。その進路選びやさらにその先の将来像についてまで、眞木さんと大谷先生の話は尽きることがありませんでした。

国際教育センターでは、眞木さんのように「自身の専門分野を持った上で英語力を身につけ、世界に挑戦する学生」が増えるよう、サポートを行っています。その一環として、11月にはTAMAGO報告会を開催予定。今回のプログラムでの経験を、眞木さんに語ってもらいます。また12月には玉川学園9-12年生を対象としたSGHの講演でも成果発表する予定です。教育活動レポートでは、それらの発表の様子も改めてお伝えしていく予定です。

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