玉川大学 玉川学園 2017
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 2017121─4年生伝統と実績に基づくカリキュラム幼稚部は、子供が初めて出会う学校です。豊かな学びが保証されなければなりません。玉川学園は、唯一無二の個性を伸ばすことを重視します。そこには、十分に練られた「教育」の視点が不可欠です。幼稚部では、子供たち一人ひとりが「好きなことを好きなように好きなだけ」取り組んでいると実感できるように、子供の1年間の成長を8期に分けたカリキュラムをもって日々の活動を進めます。その子が、その時に、その取り組むべき課題(遊び)に、適切な解決方法を見つけ、挑戦していく(学び)姿勢を育てます。この過程を、親と子と教師が三位一体で歩み、ともに成長していくのが、玉川学園の幼児教育の伝統であり特徴でもあります。また、幼稚部の3年間は一つの節目と捉え、義務教員が常に目を配り、細やかな指導校舎内に職員室はありません。教員は各クラスに机を置き、常に児童の行動に目を配り、細やかな指導を行っています。1-4年生では、中学・高校と続くこれからの教科学習に必要な基礎知識と学習に臨む姿勢を育みます。また、集団の中で友だちと生活することを通して、素直に感謝できる「きれいな心」を養います。「つよい体」の育成のためには、運動に親しませ、運動する習慣を身につけるよう指導しています。情報やモノなどほしいものがいつでも手に入る生活環境の中で、与えられた情報やモノに頼るのではなく、すべての生活の中で「学習を深める」「コミュニケーションをとる」「自分で考えて行動幼稚部教育へと続く一貫性も大切にします。自発的な遊びを通して「学ぶ」姿勢の育成子供は「自ら育とうとする力」をもっています。この育とうとする力は、その意志に沿って思う存分活動できる環境と、適切な導きによって伸びていきます。幼稚部は、子供一人ひとりが思わず挑戦してみたくなる環境と、十分活動する時間と、適切な援助を用意します。そして、自分でスイッチをONにして取り組む「自発的な」姿勢を身につけます。物事に「自発的に」取り組む姿勢は、日々の「遊び」を通して身につきます。「遊び」は、「学び」につながります。個々の充実した「遊び」は、周囲の仲間との人間関係も広げていきます。みんなと一緒に遊ぶことは、リーダーシップ・自己コントロール・コミュニケーションなど、社会生活を送る上で必要な問題解決の道筋を体験することになります。誰かに正解を与えてもらうことから、徐々に自分たちでもっとも良いと思う解決策を作り上げていきます。3歳からのバイリンガル教育プログラム「BLES-K」言葉は、生活とともにあります。「聞く・話す・読む・書く」ことは、有為な人間関係を結ぶためには不可欠なものです。「聞く・話す・読む・書く」ことが、1つの言葉だけでなく2つ以上の言葉で可能ならば、結ばれる人間関係もより大きな広がりをもたらすでしょう。玉川学園では、21世紀に生きる子供たちが、豊かな人生を送るために日本語と英語のバイリンガル教育を進めます。する」を重視して、何ごとにもたくましく挑んでいく教育を心がけています。すべての面で「基礎・基本」を身につける1-4年生の段階では、知識、技能、態度のすべての面で「基礎・基本」を身につけることが大切です。各学年における基礎的知識、読み書きや計算などの基礎的な技能、さらにはそれらを活用する力や自ら学ぶ意欲、学習習慣など、態度の面での基礎もしっかりと体得させ、「学ぶことが楽しい」「わかることがうれしい」という経験を積ませながら育てます。そのため、実験や観察などを通して行われる探究の中での試行錯誤を大切にして、子供たちの発見や達成感を尊重します。6歳からのバイリンガル教育プログラム「BLES」BLESクラスでは、文部科学省の学習指導要領に準拠したカリキュラムを組み、日本人の第一言語である日本語習得を前提に、高いレベルの英語力を身につけるバイリンガル教育を行っています。国語と社会は日本語、それ以外の教科は日本語と英語で行い、英語の授業は週5時間設けています。1週間のうち7割程度が英語での授業となります。BLESクラスを修了した児童の英語力は英検2級程度、リスニングの力はそれ以上を想定し、国際バカロレア(IB)クラスへとつながります。

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