玉川大学 玉川学園 2017
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Tamagawa University & Tamagawa Academy 201720玉川大学大学院学部で学んだ専門領域を深め、さらに高い能力を備えた技術者や専門職、研究職をめざす学生のため、大学院に6つの研究科が設置されています。文学研究科農学研究科工学研究科人間学専攻(修士課程)思想文化研究、社会倫理研究、認知行動研究の3つの研究分野からなり、それぞれの分野から現代社会と人間の諸相を多角的・総合的に研究することによって、人間を深く理解し、人間のあり方を究明します。さらに、研究の過程で培った広い視野と総合的な判断力、論理的思考力、考察力、高度な倫理性といった資質を活用して、現代社会の多様な場面で力を発揮できる人材の育成を図ります。資源生物学専攻(修士課程・博士課程後期)植物、動物、昆虫、微生物など、さまざまな生き物の生命現象の解明に取り組むとともに、生物環境や生態系の研究、食品の加工・機能性に係るポストハーベスト研究も行っています。1977年に設置されて以来、1専攻の中で幅広く学際的な教育と研究への実践的取り組みが伝統となっています。本研究科の教育目的は、未利用の生物資源や、新しい生物機能の開発・応用ができる技術者・研究者の養成です。バラエティーに富んだコースワークが用意されており、大学院生は生命現象をさまざまな手法で解析する技術を学ぶとともに、自らの課題研究に取り組みます。機械工学専攻(修士課程)電子情報工学専攻(修士課程)システム科学専攻(博士課程後期)工学研究科は、工学の視点に立ち、人類が抱えている諸問題を克服し、知識基盤社会を多様に支えることのできる高度な専門性と豊かな人間性、社会性、グローバルな視野を備えた研究者・技術者・教育者を育成することを目的としています。修士課程においては、学部で培われた基礎知識と学力を基礎に、機械工学専攻では材料加工システム・環境エネルギー・経営システムの各分野について、また、電子情報工学専攻では、量子情報・メディア情報・ロボティクスの各分野について、幅広く深い学識の涵養を図り、研究能力またはこれに加えて高度の専門的な職業(中学校・高等学校の教員を含む)を担うための優れた能力を培う教育研究を展開します。英語教育専攻(修士課程)英語授業研究、応用言語学研究、英語圏文化研究の3つの研究分野からなり、英語教育にかかわる言語文化を専門的・実践的に研究します。その中で、言語文化の高度な研究力、豊かな言語観、指導力・実践力を培うことにより、英語教育や言語文化交流の中核を担う人材を育成します。修了後も「玉川大学英語教育研究会」(通称:ELTama)を通じて、学生・院生・現職英語科教員と交流を図ることができる研究の場を用意しています。オープンラボ形式で、大学院生間はもちろん異分野の教員との交流も盛んな学修環境の中で大学院生は研究活動に打ち込み、成果を国内外の学会や学術雑誌で発表しています。また、本学に附置の学術研究所(菌学応用、ミツバチ科学、生物機能開発)や脳科学研究所とのコラボレーションによる教育研究が積極的に展開されているのも特色の一つです。さらに、中学・高等学校理科、高等学校農業の専修免許状の取得にかかわる教員養成課程が設置されており、高い実践的指導力を身につけた教員の育成をめざしています。また、博士課程後期においては、修士課程の教育研究分野をさらに高度化したシステム科学専攻の各分野(量子情報科学・知識情報科学・ロボティクス・生産開発システム・環境エネルギー)について、研究者として自立して研究活動を行うことができる高い専門性が求められます。社会で活躍し得る高度な研究能力とその基礎となる学識を養う教育研究を展開します。システム科学専攻では、学生が修了後の進路を踏まえた上で、各自の興味と関心に応じた体系的な学修のための科目履修が可能となるような教育プログラムを編成・実践し、きめ細やかな履修指導のもと、学位授与へと導きます。

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