玉川大学 玉川学園 2017
6/34

Tamagawa University & Tamagawa Academy 201704て課程認定申請中です。これは、小中高一貫教育等、近年の教育を取り巻く社会の要請をふまえたもので、現職教員も対象とした高度専門職業人としての教員を養成します。さらに、文学研究科では「社会」と「英語」の中学校教諭、「公民」と「英語」の高等学校教諭、農学研究科では「理科」の中学校教諭、「理科」と「農業」の高等学校教諭、工学研究科では「数学」の中学校教諭、「数学」と「工業」の高等学校教諭の専修免許状が取得できます。(P.15参照)異分野融合で未知の分野に挑む大学院研究成果の社会貢献を目標に玉川大学の大学院は6研究科で構成され、それぞれが特色ある研究内容に取り組んでいます。そしてそうした研究の多くが私たちの毎日の生活や活動へ還元されることを目標に行われているのです。例えば農学研究科では、気候に左右されず、どこでも短期間で作れ、無農薬・無菌など安心安全で、機能的に優れ栄養価も高い作物の栽培を実現し、さらに研究を進めています。「教員養成の玉川」として教育のプロフェッショナルを育成変化の激しい教育現場に対応すべく、教育学研究科教育学専攻では幼児教育や初等教育、学校運営といった教育学の分野を深く追究していきます。また玉川学園が導入した世界基準の教育プログラム、国際バカロレア(IB)の教員ならびに研究者としての資格が取得できるIB研究コースと、教員養成課程を担当できる大学教員を育成する教師教育学研究コースを、日本で初めて設置。これから求められる教育者の在り方も探っていきます。教職専攻(教職大学院)では、小学校教員の養成に特化してきましたが、平成28年度より「国語」「社会」「数学」「理科」「音楽」「美術」「保健体育」「保健」「技術」「家庭」「英語」の中学校教諭専修免許状も取得が可能になりました。また、平成30年度入学生より「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「音楽」「美術」「工芸」「保健体育」「保健」「家庭」「情報」「農業」「工業」「英語」の高等学校教諭専修免許状の取得に向け現在は未開拓な分野が多く、21世紀にその解明が飛躍的に進むことが期待されているのが、人間の心の理解をめざす脳科学です。神経科学や情報科学といった自然科学からのアプローチだけでなく、心理学、認知科学といった人文・社会科学や計算理論の視点も求められています。学際的な研究に強い総合大学である玉川のアドバンテージを活かし、取り組んでいます。その研究成果は、医学、工学から教育学、経済学まで、社会のあらゆる分野に役立てることが可能です。また大学院生や研究員、教員が合宿形式で討論を行う脳科学リトリートや、脳科学研究を志す全国の若手研究者や学生に研究手法などを学んでもらう脳科学トレーニングコースなど、多彩な活動を行っている点も特徴です。農学のフィールドは、遺伝子から地球環境まで幅広いテーマを取り扱って研究が展開されています。生命、健康、食料、エネルギーなど山積する課題を解決し、積極的に社会に貢献できる人材の育成をめざしています。近年では、学内にFuture Sci Tech LabやLED農園を開設し、LED光源を利用した作物栽培を実現。農学研究科で進めているレタスの抗酸化成分の向上や栽培方法などの研究が功を奏し、育てたレタスはスーパーなどで販売され好評を得ています。この栽培技術は、葉物野菜の栽培には適さない海外の国々からも注目を集めています。研究成果が流通し、消費者の手に届く

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です