学校法人 玉川学園 Puente 2011.06 vol.01
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サイエンスサマーキャンプロボット作りSSHリサーチ脳科学環境学習編集後記 農学部と高学年が連携して開催している「サイエンスサマーキャンプ」。高校生にも興味・関心が持てるように、大学の教員、学生が身近な出来事をサイエンスの視点で解き明かす。2010年は「メラニンと美白」「微生物の世界」の2つがテーマ。農学部の施設・設備を使って実験するので、レベルは高く、本格的。高校生から若手研究者への質問では、学生時代の勉強法や研究者になったきっかけなども飛び出し、お互い熱心に語り合った。 ものづくりが大好きな子供にとって、ロボット作りはまさに夢の体験。 小学4年生は理科の授業の一環として、工学部のロボット工房でロボットを組み立てる。ロボカップ世界大会で優勝経験もある大学生に丁寧に教えてもらって、自分のロボットを完成させる。そうして完成した自分だけのロボットが動いたときは感動ものだ。 ものづくりが好きなら皆同じ仲間。放課後のロボット工房は、さまざまな年代の生徒、学生でにぎわっている。 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)は、子供たちの科学に対する興味・関心を引き出そうと東京都が進めているプログラムだ。 玉川学園では世界トップレベルの拠点である脳科学研究所と連携。9~11年生の希望者は、脳科学研究所の若手研究者の指導のもと、脳の働きについて学び、研究発表を行う。若手研究者にとっては、自分の研究がどう社会に還元されるか再確認するチャンスでもあり、次世代の研究者を育てる場ともなっている。 子供たちに環境問題について考えるきっかけになってほしいと、環境エデュケーターの資格を持つ大学生たちが5年生に環境学習を行っている。すごろくゲームで水の循環を学んだり、街の絵を描いて水の汚染について考えたり、体験しながら学べるように、生徒が取り組むプログラムはゲームやアクティビティが中心。 大学生は5年生の反応を見ながら、アクティビティの内容をより充実させ、コミュニケーション力を磨いていく。 東日本大震災により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りいたします。 この『Puente』創刊号では、人と人との絆、心と心のつながりをテーマに教育研究活動を紹介しています。ワンキャンパスの中で幼稚園児から大学生、教職員がいろいろな連携に取り組み、たくさんの懸け橋が誕生しています。 今、日本が直面しているこの困難にも、手と手を取って一丸となって立ち向かい、乗り越えていきましょう。 玉川学園・玉川大学は、これからも教育の先駆者として、教育改革および学術研究の推進に取り組んでいきます。 詳しい教育研究活動の様子はホームページでご覧いただけます。ニュース・イベント情報も掲載しておりますので、お気軽に玉川の丘へお越しください。*玉川学園www.tamagawa.jp*玉川学園K-12(幼・小・中・高)www.tamagawa.ed.jp *玉川大学www.tamagawa.jp/university/ *玉川大学大学院www.tamagawa.jp/graduate/Puente 2011.06 vol. 012011年6月発行発行学校法人 玉川学園〒194-8610東京都町田市玉川学園6-1-1tel 042-739-8710www.tamagawa.jp企画・編集玉川学園 教育企画部 キャンパス インフォメーション センター編集協力日経BPコンサルティング印刷大日本印刷デザイン三木俊一(文京図案室)表紙撮影岩崎美里本誌記事、写真などの無断転載を禁じます。©学校法人玉川学園Printed in Japan©TAMAGAWA K-12&University23vol.01

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