学校法人 玉川学園 Puente 2011.06 vol.01
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の技術力と先進性に改めて驚いていた。 「光通信量子暗号のことがちょっと分かった」という彼らに広田教授はこんな言葉を送る。「私は、数学が好きな高校生でした。理論研究に30年取り組んできて、今、二見先生が私の理論を形にしてくれています。玉川の発明が社会に貢献できるのがうれしい。好きなことをやり続けるといろいろなものが見えてきて、自分でも思ってもみない結果が生まれることがあります。皆には可能性がある。だからこそ、今は一途に好きなことをやってください」。Y-00量子暗号を使ったメールは、盗み見できないことを確認する3人。「大事な情報をメールするのは危ないんだね」「玉川の研究が世界で注目されているのが実感できた」。Y-00は現在さまざまな企業でテスト中。実用化に期待が集まる。広田修(量子情報科学研究所 所長・教授)二見史生(量子情報科学研究所准教授)7vol.01

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