学校法人 玉川学園 Puente 2014.06 vol.04
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12│Puenteたまがわ教育の国際化──❷English as a Lingua Franca最新の英語教育、ELFがスタート教育の国際化において欠かせないのが、英語力。玉川大学では実際に世界各国で通用する英語力を修得するため、ELFプログラムを導入。これまでにない英語教育が、玉川から始まります。 英語教育の一大改革が、玉川大学から始まっています。これまで学科単位で進めていた英語教育、ELFプログラムを一歩推し進め、2014年より全学で実施。新たにELFセンターも設置して本格的に新しいプログラムとして展開していくことになりました。このELFセンターのセンター長に就任した小田眞幸文学部教授に、お話を聞きました。 「ELFとはEnglish as a Lingua Francaの略。リンガ・フランカとは母語であるなしに関わらず共通語として使われる英語のことです。現在、世界で英語を日常的に使用する人の中で英語を母語とするいわゆるネイティブスピーカーは、約2割といわれています。残りの8割は、ノンネイティブ。ということは、日本人がこれから英語を使う相手の世界中の人たちに伝わる英語を目指して▪ELFプログラム 学習のイメージ▪ELFの評価▪English as a Lingua FrancaBritishEnglishAfricanEnglishAsianEnglishAmericanEnglishAustralianEnglishCanadianEnglishEuropeanEnglishEnglish as a Lingua Franca多くが英語を母語としない人たちである可能性は少なくありません。だからこそ、ネイティブスピーカーに合わせた英語を目指すのではなく、誰にでも伝わる、誰の話も理解できる英語力が必要になるのです」。 そこでELFプログラムで指導を担当する英語教員もネイティブスピーカーに限定せず、外国人への英語教育に関する修士の学位を持っているかといった「英語指導に関するプロ」を中心に採用しています。 「結果として、10以上の国籍、母語という、多彩な出身の教員構成になりました。今後はこの構成を活用し、学生にもさまざまな教員の話す英語を学んでもらいたいと考えています。英語の指導法を身に付けてい玉川に集まったバラエティ豊かな教員たち▪ELFセンター長 小田眞幸 教授教科書の学習ExtensiveReading英語による授業作文と添削指導TOEIC®チューターシステムClassroom Work,Participation and Homework(20%)Listening and Speaking Assessment(20%)Reading ComprehensionAssessment(20%)Writing Assessment(20%)TOEIC® IP Scores(20%)授業への参加および課題の提出。ただ出席しているだけでは不十分。期限が過ぎた課題は受け取らない。教科書(Reading)、Extensive Reading、またはTOEIC®問題集のトピックをもとにした、教師対学生、あるいは学生間の口頭のやりとりを評価する。(1セメスター2回)理解力および語彙力について受講レベルに相応した担当者が選んだテキストを用いて評価する。(1セメスターあたり2回)レベルに応じた自由英作文。2回のドラフト提出、添削をもとに最終版を評価。7月と12月に実施受講レベルに応じて点数が換算される。

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