学校法人 玉川学園 Puente 2015.06 vol.05
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14│Puenteたまがわミツバチ科学研究センター訪問記 まだ肌寒い4月のある日、玉川大学のミツバチ科学研究センターに、3人の4年生が集まりました。田中大雅さん、緒方うららさん、吉田彩笑さん。それぞれ将来の夢はパイロット、パティシエ、耳鼻科のお医者さんという、元気な玉川っ子たちです。今日は3人に、このセンターでどのような研究をしているのかを体験してもらいました。教えてくれるのは、同センターでミツバチに関する研究を行っている中村純教授です。 本学でのミツバチ研究の歴史は長く、その始まりは1950年まで遡ります。戦後間もなかった当時の日本は、食糧難の時代。多くの生物学系の研究機関が食物を食い荒らす害虫の研究を行っていたのに対し、本学では野菜や果物の栽培に欠かせないミツバチに着目したのです。その研究をさらに発展させるため、1979年には、日本で最初のミツバチ専門の研究機関であるミツバチ科学研究所(当時)が設置されました。年に一回行われるミツバチ科学研究会は研究成果の発表の場として、全国から多くのミツバチ関係者が集まります。玉川学園購買部では蜂蜜を使用した アイスクリームやコスメを販売していますが、その背景にはこうした研究があるのです。「蜂蜜が大好き!」という3人は、ワクワクした笑顔でリポートに臨みます。戦後すぐに始まった玉川大学でのミツバチ研究玉川っ子たちがミツバチの不思議をリポートします日本のミツバチ研究の草分けともいえる玉川大学のミツバチ科学研究センター。私たちが知らないミツバチの不思議を、4年生にくわしくリポートしてもらいました。田中 大雅さん〈4年 竹組〉緒方 うららさん〈4年 梅組〉吉田 彩笑さん〈4年 梅組〉左中央右
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