玉川大学大学案内Puente2016
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Puenteたまがわ│13■ Tamagawa Topics│玉川トピックス表現。さらに白を加えることで、世界をつなぐ施設としています。この6色は全人教育の真・善・美・聖・健・富の6つの価値をも表現しています。明快なカラーを用いた施設内は、まるで海外の建物の中で学んでいるような雰囲気です。また施設内は英語の授業を行う教室の他に、リラックスした雰囲気で会話を楽しむスペースやパーティションで区切ってしっかりとコミュニケーションを取るスペースなど、目的に合わせて使うことのできるスペースが整っています。 こうした新しい学びには、今までにないテーブルやイスなども欠かせません。ELFプログラムではグループディスカッションやプレゼンテーションを数多く行うため、従来の「教員が黒板の前に立ち、学生は固定のイスに座る」といったスタイルの教室では対応できません。そこでELF Study Hall 2015では可動式の一人用メモ台付きイスを導入。小グループでのディスカッションや話し合いなど、授業の進行中も内容に合わせて自由にレイアウトを変えることができます。またイスの色も5色用意されているので、グループ分けなども容易です。こうした学修環境の工夫で、英語教育に欠かせないコミュニケーションを円滑に進められる環境が整いました。 このELF Study Hall 2015の空間演出には、芸術学部ビジュアル・アーツ学科(現・芸術教育学科)の学生も参加しました。これは中島千絵准教授が担当する「情報デザイン:C」の授業の一環で、学生たちがELFセンター長である小田眞幸教授や施工会社の方の前でプレゼンテーションを実施。その中から選ばれた案が、2階のELFセンターのデザインに採用されました。ELF Study Hall 2015のコンセプトカラーでもある5色が渦を作りながら広がっていくデザインで、渦の中には世界各地を連想させるようなモチーフがイラストで配されており、ELFセンターが世界への玄関口であることを表現しています。また、その他のデザイン案も2階エントランス部分の柱など、施設のさまざまな場所に活かされています。 鮮やかな色彩や学生の発想による斬新なデザインなど、足を踏み入れるだけで気持ちが高まるELF Study Hall 2015。新しい英語教育にふさわしい、今までにない施設が誕生しました。コミュニケーションを豊かにする、可動式のイス施設内のデザインには芸術学部の学生が参加

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