全人2017特別号
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の育成を目的に活動を行っています。10月の「グローバルキャリア講座」では国際問題について考えるさまざまなプログラムを実施。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の協力により、無国籍問題を発信し続けている写真家グレッグ・コンスタンティン氏の写真展「NOWHERE PEOPLE:THE WORLD’S STATELESS ―世界の無国籍者たち―」を開催。また、ユニセフ・アジア親善大使であるアグネス・チャン氏をお招きして「子どもの安全保障」について9〜12年生と一緒に考えました。さらに第11回UNHCR難民映画祭の上映会も行われ、早稲田大学教授の陳天璽先生をゲストにお招きして無国籍問題について考えました。 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)として毎年さまざまな活動を行っている玉川学園。4月には国立研究開発法人 科学技術振興機構が推進している「さくらサイエンスハイスクールプログラム」の一環として、東南アジアの高校生125名を招へい。このプログラムは未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目的に行われていますが、2008年にノーベル物理学賞を受賞された益川敏英先生もお招きし、講演会を開催しました。アジアの高校生や玉川の生徒からの質問にも応えてくださった益川先生。そして最後に「若者が成長する原動力は、憧れとロマンです。目的を持って出掛ければ、きっと何かを見つけることができるはずです。だからこそ憧れを見つけ、旅に出てほしいと思っています」とメッセージを送ってくださいました。 毎年12月にアメリカ・シカゴで開催され、4日間の会期中に世界中から2万人近い人びとが集まる世界最大の音楽の祭典「ミッドウエスト・クリニック(Mid West Clinic)」。玉川学園吹奏楽部(5〜9年生)の参加は、中学校部門ではアメリカ以外の国からは初めてで、5年生から9年生の部員66人が演奏を披露し、聴衆からの大喝采を受けました。「歌に始まり、歌に終わる」玉川学園の音楽教育を世界に広く紹介する場となりました。 文部科学省より研究開発校としてスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されており、国際的に活躍できるグローバル・リーダー■ Educational and Research Topics│教育・研究トピックスK-12SGH(スーパーグローバルハイスクール)国際的に活躍できるグローバル・リーダー育成のために、グローバルキャリア講座を開催。世界最大規模の音楽の祭典「ミッドウエスト・クリニック」に参加K-122016年12月14~17日、吹奏楽部(5〜9年生)が国際的な音楽の祭典に参加し、演奏を披露。K-12SSH(スーパーサイエンスハイスクール)ノーベル物理学賞受賞の益川敏英先生とアジアの同世代を招いての講演会を実現。習の質問ができる機会を提供しています。宿題は「SH」の時間に終わらせますので、帰宅後は家族の皆さんとゆっくり過ごすことができます。 「講座」は指導経験豊富な専門講師が担当。レゴ®スクールサテライト、そろばん、英語、かきかた、音楽、サッカー、水泳、バレエ、チアダンスを用意しています。 今後は、ESの学びの成果を披露する機会を増やしていきます。全人特別号│17

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