全人 ZENJIN 2018特別号
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全人特別号│17■ Strengthening Regional Cooperation│地域との連携強化❺ 福島県石川郡玉川村❸ 和歌山県東牟婁郡古座川町❹ 静岡県下田市小学校での英語教育など、大学生の活動を地元の卒業生もサポート。地元の自然を活用した、オリジナルのアドベンチャープログラムを展開。地元の名産「さるなし」を使った村おこしに、芸術学部の学生が参加。 2016年に玉川大学と下田市は、卒業生で当時下田市立稲生沢小学校の校長をされていた山田浩先生らのご尽力により、連携・協力に関する協定を締結。その後、文学部英語教育学科および文学研究科英語教育専攻の学生が、5月の黒船祭時と9月に、下田市立の小学校全5校での英語指導や国際交流の支援に取り組んでいます。これをきっかけに、下田市では「大学と連携した英語力向上プロジェクト推進委員会」を発足。3年目を迎えるこの取り組みは、学生にとっては実践の場で多くを学ぶ、また下田市の児童にとっては大学生や英語にふれる良い機会となっています。 和歌山県の南部に位置する古座川町と玉川学園は、武田丈夫前町長が卒業生というご縁もあり、2015年に包括連携協定を締結しました。そして生まれたのが体験学習「古座川アドベンチャープログラム(KAP)」です。このプログラムはネーミングから、「玉川アドベンチャープログラム(TAP)」をベースに、古座川町の豊かな自然を生かし、子供たちの社会性や主体性を育むといった目的のために作成したもの。導入当初からTAPセンターのスタッフが古座川町を訪問して小・中学生と一緒にプログラムに取り組んだり、KAP指導員の長期研修を行うなどの交流が続いています。 玉川村と書いて「たまかわむら」。玉川村が地域創生加速化交付金を活用して魅力ある村づくりを行うパートナーとして、同じ玉川という名称を持つ本学に白羽の矢が立ちました。2016年の秋からスタートしたこのプロジェクトでは、まず芸術学部の学生が、村の名産である「さるなし(ベビーキウイ)」という果実を使用したワインとドリンクのパッケージデザインに挑戦。2017年1月には、玉川大学と玉川村が連携・協力に関する基本協定を締結。現在、採用されたデザインで、地元の道の駅などで販売されています。その後も連携を学生たちの学修の機会とし、村のブランド力向上に取り組んでいます。三尾川小学校での振り返りさるなし畑を見学ドリンク缶とドリンク6缶箱、ワインラベルとワイン用紙箱に2名の学生のデザイン案を採用。KAPの教員研修会作品を手に古座中学校でのKAP村役場でのオリエンテーションの様子英語指導の様子黒船祭 アメリカ海兵隊と小学生との国際交流を支援英語とKAPの合同授業高池小学校の様子

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