全人 ZENJIN 2018特別号
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 玉川学園が国際バカロレア(IB)の教育プログラムを取り入れて10年 玉川学園が国際バカロレア(IB)教育プログラムを取り入れて10年目となった2017年。11月25日には「第10回 玉川大学 国際バカロレア教育フォーラム」を開催しました。「全人教育における学びとは―主体的・対話的で深い学びの実現に欠かせない要素とはなにか?―」をテーマに文部科学省ならびにIBグローバルセンターの方などによる基調講演の他、テーマごとの分科会も開催。またIBクラスの卒業生と玉川大学大学院IB教員養成コース履修生によるディスカッションや、IBクラスで学んでいる生徒による学習発表なども行われました。現在、IB教育が上げている成果を理解し、今後の可能性を考える1日になりました。 大学設置基準で定められた、授業と授業外学修を合わせた1単位45時間という学修時間。授業以外の時間も含めて1日8時間の学修が必要になりますが、学内で学ぶために設置されたのが大学教育棟 2014です。玉川大学のランドマークになったこの校舎も利用開始から3年がたち、学生や教員によってさまざまに活用されてきました。1・2階には85万冊の蔵書をICタグ 2017年11月22日、世界的な交響楽団であるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の4名が本学を訪れ、「芸術で探検」をテーマに、玉川で1日交流を図りました。低学年の4年生は、弦楽四重奏からの閃きを自由に描くプログラムに挑戦。またUniversity Concert Hall 2016での公演の部では芸術学部生の和太鼓や舞踊も披露され、客席からは大きな拍手が寄せられました。対話の部では芸術学部の学生からの質問にも真摯に答えてくださった楽団員の皆さん。玉川学園が日頃から大切にしている「本物に触れる」ことの意義をお互いに実感できる機会となりました。18│全人特別号教育・研究トピックス――①大学/K-12ベルリン・フィルのメンバーが玉川学園に大 学第10回 玉川大学 国際バカロレア教育フォーラム10年目を迎えた玉川の国際バカロレアを記念し、教育フォーラムを開催。さまざまなプログラムで生徒や学生と触れ合いました。大 学大学教育棟 2014現在の活動状況とこれから学生たちの学び方を変えるきっかけに。まさに玉川教育のランドマーク的存在。

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