全人 ZENJIN 2018特別号
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世界で活躍できる人材前は高学年校舎のアトリウムを会場に9年生がポスターセッションを開催。「『寝る子は育つ』は本当か」や「日本の子供の貧困問題を減らすことは可能か」など、幅広いテーマで生徒が学びの技を駆使しながら説明を行いました。また、国際バカロレア(IB)クラス10年生の「パーソナルプロジェクト」、10〜12年「SGH・SSH課題研究」、12年「理系現代文」や、鎌倉へ社会科見学に行った4年生・6年生の発表も行われました。午後は大学8号館で基調講演の他、K-12教員による学齢に応じた実践報告も実施。参加した他校の先生方と情報交換をしました。書きや計算などにも力を入れ、日本語力と英語力のどちらも高められるカリキュラムとなっています。一般クラスと同じ内容を学びつつ、国語と社会以外の科目は英語で行われる点がポイント。日々英語に触れることで、英語で理解していく力を養っていきます。BLESクラスが一般クラスと同じフロアにあり、一緒に行事などにも取り組むことが、全体の英語力の底上げにもつながっているといった意見も。2020年から小学5年生以上で英語が必修になりますが、それを大きく先取りしている形です。またBLESで学んだ児童は国際バカロレア(IB)クラスのカリキュラムで学べるので、英語教育もスムーズに移行することになります。そして、国際バカロレア(IB)クラスでディプロマの資格を授与されると、日本を含む世界の大学の入学資格として認められます。 2016年4月から導入された、日本語と英語で学ぶバイリンガル教育プログラム「BLES(Bilingual Elementary School)」。K-12一貫教育の観点から、同時に幼稚部でも「BLES-K(Kinder)」がスタート。文部科学省の学習指導要領に則った学びを展開。日本語と英語による読み 玉川学園K-12では、「自学自律」を身につけるために、「学びの技」をカリキュラムに取り入れています。この「学びの技」などを題材に、2017年10月28日、第6回探究型学習研究会が開催されました。今回のテーマは「K-12一貫教育におけるラーニングスキル育成の体系化」で、午20│全人特別号教育・研究トピックス――②K-12バイリンガル教育プログラム 「BLES/BLES-K」日本語と英語をバランスよく学ぶ。導入から3年目でその特性が明確になってきた「BLES」。K-12第6回 探究型学習研究会「一貫教育におけるラーニングスキル育成の体系化」ポスターセッションなどを通して生徒たちの「学びの技」を披露。※1 1〜12年生はBLESクラス・ⅠBクラスと一般クラスがあります。※2 現在、MYPは7年生から実施。2021年度より6年生からMYPを開始する予定です。学校教育法による名称幼稚園小学校中学校高等学校大学玉川学園での名称年少年中年長1年生2年生3年生4年生5年生6年生7年生8年生9年生10年生11年生12年生BLES-Kプログラム■BLES/BLES-K  一貫教育ならではの将来展望BLESクラスMYP(Middle Years Programme)DP(DiplomaProgramme)海外の大学国内の大学国際バカロレア(IB)クラス

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