全人 ZENJIN 2018特別号
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06│全人特別号 玉川大学文学部の卒業生であり、2016年3月に小説『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香さんが、2018年1月15日に来校しました。受賞後は小説の執筆にとどまらず、活躍の舞台をいっそう広げる村田さんの来校は、2017年に月刊誌『文藝春秋』(株式会社文藝春秋発行)での小原芳明玉川大学学長・玉川学園理事長との誌上対談(同年3月号掲載)に続くものです。今回は玉川大学の最先端技術に触れていただこうと、2017年春に開設した「先端知能・ロボット(AIBot)研究センター」において工学部岡田浩之教授との誌上対談を実施。同誌の2018年4月号に掲載されました。 対談に先立ち、玉川大学農学部・渡邉博之教授の案内で、工学部・岡田浩之教授も同行し、LED農園®とFuture Sci Tech Labを見学。LED農園®の自動化・無人化の栽培室で栽培されているリーフレタス「夢菜®」の棚を見上げた村田さんは、「初めて見ましたが、野菜がこのように作られているとは…」とびっくりした様子。「2週間ほどで収穫できるんですよ」という渡邉教授の説明にも驚いていました。 「水耕栽培の棚を移動させるのは、ロボットの作業としては簡単ですが、商品として形を整えたりするのは、現時点では人の手が必要です」と渡邉教授。村田さんとともに、ガラス窓の向こうの作業室で、白いクリーンスーツに身を包み、リーフレタスの形を整えるスタッフの様子を見つめました。玉川大学の最先端研究から誕生、未来の農業を担うLED農園®を見学「文藝春秋」2018年4月号に掲載された芥川賞作家・村田沙耶香さん(文学部芸術学科’02卒)と工学部・岡田浩之教授との誌上対談の加筆・再録、対談に先立って見学したLED農園®とFuture Sci Tech Labでの様子などをご紹介します。LED栽培、ロボット開発…、母校が発信する農学・工学分野の最先端技術から見える未来社会⬆岡田教授とeR@ser(イレイサー)と一緒に村田さん母校訪問玉川大学

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