ZENJIN 2019 特別号
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地域との連携強化14│全人特別号❶ 鹿児島県南さつま市❷ 北海道川上郡弟子屈町創立者・小原國芳の生誕地を舞台に教育・産業など各方面で連携を強化。北海道の広大な自然を相手に研究を進め地元の方との交流も深める。 創立者・小原國芳の生誕地でもある鹿児島県南さつま市。1978年に南さつま久志農場が設置され、現在では南さつま市友好交流推進協議会への委員派遣や、南さつま市立坊津学園の小中学生を招いての体験学習、LED育苗技術実証コンソーシアムなど、幅広い内容で連携を図っています。 2018年には久志晴耕塾の竣功を記念して農学部が商品開発に携わり、芸術学部生がネーミングからパッケージデザインまでを企画したポンカンのリキュール「ポンカのんが」の商品化が決定。玉川大学が商品企画やポンカンの栽培・収穫を行い、地元の萬世酒造株式会社が製造・販売を行います。 今後は光ケーブルでの遠隔授業や、外国人教員と坊津学園との英語での交流なども想定されており、その結びつきはますます緊密なものとなります。■主な連携内容•南さつま市友好交流推進協議会への委員派遣•演劇公演•南さつまキャンパスにおける体験学習の受け入れ•ポンカンリキュール商品開発•大学体育会クラブ合宿•LED育苗技術実証コンソーシアム•地方創生を目指したイタリア野菜の栽培実証実験 摩周湖と屈斜路湖のほぼ中間に位置する弟子屈町と玉川学園との交流は、1972年に土地を取得し、農学部の弟子屈農場として活用し始めたことにさかのぼります。2015年には包括連携に関する協定を締結し、玉川学園がもつ教育・研究的資産を地域発展や人材育成に活かすために、より発展的な交流が行われています。2018年は、野外体験プログラム冬期演習(TAPプログラム)を受講する教育学部、工学部、リベラルアーツ学部で教員志望の学生が現地の小学校を訪れ、子供たちと触れ合いました。また、この2月には農学部の学生5名が、屈斜路湖周辺の環境調査について、その研究成果を町役場で報告するなど、積極的な交流が続いています。■主な連携内容•弟子屈町英語科授業実践研修等への教員派遣•弟子屈農場における体験学習の受け入れ•ワイン用ブドウの栽培玉川大学 南さつまキャンパス宿泊研修施設「久志晴耕塾」Teshikaga English Camp 2018弟子屈町役場にて成果報告学園近隣の町田市や横浜市はもちろん、鹿児島県南さつま市、北海道川上郡弟子屈町、和歌山県東牟婁郡古座川町、静岡県下田市、福島県石川郡玉川村、沖縄県島尻郡久米島町、山形県山形市といった全国各地の自治体との連携・協力の包括協定のもと、教育連携プログラムを実施。大学生の地域連携教育などに幅広く取り組み、その成果を還元する社会貢献活動に取り組んでいます。地域との連携強化❷ 北海道川上郡弟子屈町北海道の広大な自然を相手に研究を進め●●●●●●●❹●●❷●❶ ●❻ ●❸●❺ ●❼南キャンパスにおける本学技術指導員による、南さつま市立坊津学園向けの食品加工実習の様子※ 数字は包括連携協定締結順ポンカンリキュール「ポンカのんが」

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