ZENJIN 2019 特別号
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全人特別号│15■ Strengthening Regional Cooperation│地域との連携強化❸ 和歌山県東牟婁郡古座川町❹ 静岡県下田市小中学校での学習支援や英語指導で実践の場から多くの経験を得る。オリジナルのプログラムをベースに新たな取り組みを計画支援。 下田市と玉川大学は2016年に連携・協力に関する協定を締結し、2017年からは教育環境研究部が下田市学習支援事業に携わっています。この事業は、下田市立の小中学生の宿題のサポートや学習意欲の喚起などを目的としており、2018年には支援時間も増えて、児童・生徒たちの進学や将来の職業選択に向けたモチベーションにもつながっているようです。また下田市教育委員会の「小中学生英語力向上プログラム」の支援も引き続き実施しており、文学部英語教育学科の学生と、文学研究科英語教育専攻の大学院生が、5月と9月に、市立小学校で英語の授業をサポートしています。いずれの活動でも、学生たちは実践の場で多くの経験を積んでいます。■主な連携内容•「黒船祭」の日米交流イベントにおける学生ボランティア•学生による小学校英語活動の支援•観光振興に関する調査研究•学生による児童・生徒への学習支援活動 和歌山県南東部に位置する古座川町と玉川学園は、2015年に包括連携協定を締結し、多様な企画に取り組んでいます。2017年には「玉川アドベンチャープログラム(TAP)」をベースにした「古座川町アドベンチャープログラム(KAP)」を実施し、2018年のKAPでは、古座川町教育委員会が主宰する「仲間との体験づくり」をテーマにした「Kozagawa Adventure Kids(KAK)」の計画支援も行いました。また、古座川町の産業のひとつでもあるジビエの加工処理で生じた鹿の頭骨をK-12美術科のデッサン用教材として贈呈していただきました。本学の教育・研究成果を、地域社会の発展や人材育成に還元しながら、幅広い分野での交流が続いています。■主な連携内容•古座川町子育て支援推進事業への教員派遣•古座川町アドバイザー(観光振興)への教員の派遣•ミツバチの研究調査を蜂蜜の特産化に還元•古座川町アドベンチャープログラム事業への教員の派遣•玉川学園ハンドベルクワイヤによる公演KAPの教員研修会古座川町役場の方から鹿の頭骨の贈呈●❶ ●❸●❷●❹黒船祭 アメリカ海兵隊と小学生との国際交流を支援

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