ZENJIN 2019 特別号
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ムはアメリカ国務省が日本を含む5か国の大学生を対象に実施する環境問題をテーマにしたもので、5週間の日程でモンタナ大学にて実施。日本からは眞木さんを含め4名の学生が選ばれました。将来は樹木を育成しながらその中で農作物を栽培するアグロフォレストリーという農法を世界で広めたいと考えている眞木さん。プログラム参加前に学内で英語プレゼンの特訓に励むなど、万全の準備で臨みました。眞木さんの成果は、国際的なキャリアを視野に入れている学生で構成されたTAMAGOスタッフを対象にした座談会などで後輩にも伝えられました。こうした機会が、「次の眞木さん」を育てるきっかけとなるに違いありません。 玉川大学芸術学部では、「芸術での社会貢献」を通して実践力を身につけるプロジェクト型授業を行っています。2018年はメディア・デザイン学科の授業「メディア・デザイン・プロジェクト」で、町田マルイ(株式会社 丸井)のクリスマスディスプレイを学生たちが制作しました。「光のサーカス」と題したデザイン案を学生たちが企画・立案。町田マルイの担当者の皆さんに向けてプレゼンテーションを行い、採用された案の実制作まで担当しました。タイトなスケジュールをこなし、実店舗に展示できるレベルの作品を仕上げた学生たち。この経験は、社会にでてからもきっと役立つはずです。 大学設置基準で定められた、授業と授業外学修を合わせた1単位45時間という学修時間。1時間の授業に対して2時間の授業外学修が必要になりますが、その自学自修の場として機能しているのが「大学教育棟 2014」に設置されているラーニング・コモンズです。ここでは授業の課題や各自の主体的な取り組みなど、仲間と話し合いながら学修することができます。〈サポート・デスク〉 学修のなかでわからないことがある時には、教員・TA・専門スタッフがアカデミック・スキルズ、英語、会計学、ITなどの学修をサポートしており、学生一人ひとりの学びを深めるための重要な役割を果たしています。 2017年度のTamagawa Global Leadership Fellowsで最優秀賞に選ばれた眞木凌さん(農学部生物環境システム学科2018年度卒業)。最終学年となった2018年度は、アメリカ国務省主催の「Study of the U.S. Institute for Student Leaders on Global Environmental Issues (SUSIプログラム)」に、日本の学生代表として参加しました。このプログラ18│全人特別号教育・研究トピックス――❶座談会の告知ポスター制作(左:白木沙理可さん、右:瀬戸友希乃さん)芸術学部によるプロジェクト型授業企業と連携した芸術による社会貢献。町田マルイのディスプレイに学生が挑戦。「大学教育棟 2014」ラーニング・コモンズ利用開始から5年目を迎え、学生にも自学自修が定着。大学大学国際教育センターTAMAGO座談会グローバルな学修を体験した学生が、その内容を後輩たちに紹介。大学

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